オーストラリアのポストプロダクション最大手カッティングエッジが、現代自動車(韓国)i30の新しいキャンペーン “驚きのある毎日”篇を制作しました。
カッティングエッジは、TVCM、放送、Webなど様々なメディアやエンターテインメント業界に、VFXからサウンドまでクオリティの高いフルサービスを提供しています。
制作の現場
このユニークなTVCMは、世界のさまざまな場所で撮影されました。南オーストラリアの荒涼とした塩田、西オーストラリアの鉱石採掘場、タスマニアの山と湖などオーストラリア国内だけでなく、アラスカやカナダのイエローナイフにある凍結湖、フィリピンの風船祭り、東京の新幹線車庫、ドバイモールにある巨大な噴水、ハワイの火山群にいたるまで、1ヶ月以上の間、監督のブレンダン・ウィリアムス、CDのスコット・ランバート、そしてセカンドユニットとしてカッティングエッジのVFXスーパーバイザー、ジェフ・ゴーントが最大6台のCANON 5Dと7Dを駆使し移動と撮影を繰り返しました。
通常のムービーカメラでなく5Dや7Dで撮影した理由をジェフは明かしてくれました。
『元々、このCMはすべての素材をムービーカメラで撮影することを前提にしていました。
しかしながら、撮影現場の天候や気温の問題、そして機動性なども考え合わせると、5Dや7Dで撮影した高画質な写真を動画にしていく方が良いということになったのです。
もちろんコスト面では圧倒的に有利でした。』
ロケ以外では合成用に商品と素材を数カット撮影、またクルマへの映り込みはCGによるクルマのプロキシーモデルを使用して制作し完成へと導きました。
『ハイクオリティでため息が出るほどみごとな写真素材のおかげで、ベンチマークとして持ち込まれた高画質の資料に肩を並べることができたと自負しています。』
普段から カメラマンでもないのにレンズを揃え、2台の7Dを駆使してテスト撮影を重ねるジェフだからこそ、この革新的でクリエイティブな作品が仕上ったのかもしれません。
カッティングエッジについて
1992年設立。
デジタルメディアコンテンツ分野や映像企画、放送分野においてエンド・ツー・エンドのサービスを提供できる世界屈指のポストプロダクションです。
高いクリエイティビティとノウハウを持ち、全世界の広告会社、テレビネットワーク、ケーブルチャンネル、ハリウッドを含む映画会社、ビデオ制作会社などに対しデジタルメディアの制作、管理、サービスを提供しております。
ブリスベン本社、シドニー、メルボルン、ダーウィンに支社、ロンドン、及び東京にオフィスがあります。