「破壊専用ギターSMASH」、米クリオ賞でも金

カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル(旧称=カンヌ国際広告祭)やワンショーと並ぶ世界的な広告賞「クリオ賞」の第52回受賞作品が18日、発表された。

日本勢の受賞結果は、ギター製造のK’s Japanの「破壊専用ギターSMASH」キャンペーンがダイレクトメール部門で金賞に輝いたほか、13部門中5部門で銀賞5、銅賞3となった。同施策は、2010年の旧カンヌ国際広告祭や、翌2011年のアジア太平洋広告祭(アドフェスト)でも金賞を獲得していた。

また、アディダスジャパンの「adidas SKYCOMIC」がデザイン部門、屋外広告部門、パブリック・リレーションズ部門で同時受賞を果たした。

クリオ賞は洗練された広告クリエイティブや強力なコミュニケーション手法を称える広告賞で、1959年に創設された。当初は米国内の広告を顕彰していたが、1965年から作品審査の範囲を世界に拡大。現在では毎年1万を超える応募があるという。クリオ(CLIO)の名称はギリシャ神話で、重大な出来事の記録者であった歴史の女神Kleioに由来する。

日本の受賞作品は以下のとおり(広告主/広告会社の順)。

デザイン部門
[銀賞]
▼多摩美術大学「オープンキャンパス告知広告」/グッドデザインカンパニー
▼電通「Japan Bullet – Zing! Thunk!」(ロンドンオフィス開設告知ツール)/電通

[銅賞]
▼アディダス ジャパン「adidas SKYCOMIC」(2010FIFA
ワールドカップ南アフリカ大会日本代表チーム応援キャンペーン)/TBWA\HAKUHODO
▼アド・ミュージアム東京「THE MONSTER IS COMING.」(「D&AD 2010展」用ポスター)/電通

ダイレクトメール部門
[金賞]
▼K’s JAPAN「破壊専用ギターSMASH」/博報堂プロダクツ

インタラクティブ部門
[銀賞]
▼ナイキ ジャパン「RUN Fwd:」(iPhone Apps ”NIKE+GPS”)/ワイデン+ケネディ トウキョウ
▼SOUR「映し鏡」(ミュージックビデオ)/川村真司氏(ワイデン+ケネディ
ニューヨーク)、清水幹太氏(イメージソース)、Saqoosha氏、大野大樹氏(葵プロモーション)、村上悠馬氏(〓々)(〓は□に/の”ます”)

屋外広告部門
[銀賞]
▼アディダス ジャパン「adidas SKYCOMIC」/TBWA\HAKUHODO

パブリック・リレーションズ部門
[銅賞]
▼アディダス ジャパン「adidas SKYCOMIC」/TBWA\HAKUHODO

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