情報をやりとりする手段、やりとりされる情報の種類に、変化の兆し。
SNSの利用進む。サイトや画像、動画を「シェア」する頻度が増加。
スマートフォンを持つことにより、SNSの利用が進んでいます。接触、投稿ともに頻度が増加しています。またスマートフォンでは、これまでの従来型携帯端末ではやりとりされにくかった種類の情報がやりとりされるようになっています。全体の3割程度がインターネットサイト、画像、映像・動画を「シェア」することが増えたとしています。年代別に見ると、10代は他の年代に比べて倍近い割合で、SNSでの情報接触・投稿に積極的に参加したり、様々な種類の情報をシェアしたりと、スマートフォンを通じた新しいコミュニケーションを実践していることが分かりました。
震災後追加調査
震災をきっかけに、さらにSNS利用が進む。その他、様々な機能が以前よりも利用されるように。
SNS、ニュース閲読、通話など、様々な機能の利用率が向上。
首都圏のスマートフォンユーザーに対し、震災の前後で「利用する機能」について尋ねたところ、従来型携帯端末では利用するのにハードルがあったスマートフォンならではの様々な機能が、震災をきっかけとしてこれまで以上に使われるようになったことが分かりました。特にSNSは震災前の利用率の1.7倍と、大幅な増加がみられます。そのほか、従来型携帯端末と比べてスマートフォンでの利用が低かった「通話」機能も、震災を機に利用されるようになってきています。
スマートフォンは、震災時の主要な情報源の一つとして機能した。
テレビ、PCでのポータルサイト閲覧に次ぐ、第三の情報源
スマートフォンは、「震災時の情報収集に利用した情報源」、「震災時に速報性に優れた情報が得られた情報源」のいずれにおいても、テレビ、PCでのポータルサイト閲覧に次いで機能したことが分かりました。なおスマートフォンを経由した情報収集の方法は、ポータルサイト閲覧、Twitter、アプリ利用が中心でした。