スラムとはいえ、そこにはしっかりとインターネットカフェがありました。
中を覗くと、フェイスブックを開いている人が多かった印象です。自宅にインターネット環境を持つ人はスラム街には非常に少ないので、皆インターネットカフェに集まります(海外ではサイバーカフェと呼ぶ地域が多いです)。
携帯電話はケニアではプリペイドチャージモデルが主流ですが、チャージは携帯キャリアによりますが20円から可能なようです。日本では全く見掛けないし主流ではないプリペイドモデルは、銀行口座やクレジットカードを持っていない途上国を中心に当たり前のスタイルになっています。
これは米や砂糖などを売っているお店の料金表です(クリックで拡大)。砂糖は1キロ、100円程度で購入できるようです(1ケニアシリング≒1円)。ケニア人の主食となるウガリという食べ物があるのですが、それをつくるための粉末は1キロで60円とのことです。
ちなみに下記がケニア人の主食であるウガリ。日本人でいう米にあたるものです。味はマッシュポテトを薄くしたような感覚です。
写真数が多いために、今回はレポート内容を2回に分けたいと思います。
次回はそんなスラム街の中に構える小さなお店の中ではどんな物が売られているのかを、お店のオーナーに許可を貰って撮影してきたので、それらの写真を公開したいと思います。
キーワードはBOPビジネスです。ご期待下さい!
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