8月1日は“何の日”であるか、ご存知だろうか。
この日は、「やっぱり家の日」。イケア・ジャパンが制定した記念日だ。「家の大切さ」および「家での暮らし方そのもの」を少なくとも年に一度は真剣に見つめ直す機会を、と考えたこと。そして毎年8月1日に同社が新しいカタログの配布を開始することから、「ヤ(8)っぱりイ(1)エがいちばん。」と語呂を合わせ、2010年に制定した。
そして今年、イケア・ジャパンは7月28日から8月3日に、新カタログのローンチイベントとして、京都の真言宗総本山 東寺 教王護国寺で「ちょっと変えれば、もっと楽しい-3畳エキシビジョン」を開催する。東寺の敷地内には、リビングスペース、ベッドルーム、子ども部屋、書斎などがつくりこまれた床面積3畳(約4.8㎡)の立方体が、約15個展示される。3畳という空間を使い、少し視点を変えることで、さらに楽しい生活を送ることができる暮らし方やインテリアを提案する。
同社は2006年に日本への進出の際にも、外苑前のイチョウ並木で「IKEA 4.5 MUSEUM in 青山」を開催。「4畳半の部屋」に家具等をディスプレイし、さまざまな空間を提案した。その時から5年経ち、また震災を受けて原点回帰すべく、本展示を企画。東寺にもそのことが理解され、展示が許可されたという。また開催日である28日には、昨年末にイケア・ジャパン社長に就任したミカエル・パルムクイスト氏が参加し、プレスカンファレンスを実施。イケア・ジャパンとしてあらためて日本に対するコミットメントを表明すると同時に、今後の展望を語る。
イケア・ジャパンは「家が世界で一番大切な場所」、「子どもは世界で一番大切な存在」という企業理念に基づき、震災直後から、支援活動を開始した。5月には宮城県、岩手県の仮設住宅へ入居される方たちへの生活支援の一環として、生活を始める際に必要となるであろう鍋やフライパン、食器、食卓テーブル、はさみ、タオル、ラグ、収納ボックスなど約35品目の生活用品をキットとしてまとめ、約15,000戸へ無償提供することを発表(1世帯3人家族を想定)。こちらは現在も継続し、活動中だ。
ちなみにカタログは毎年、全世界でほぼ同じ時期に配布。全世界で約2億部配布されている。