アンドロイドアプリの利用実態調査――女性は男性の1.4倍アプリを起動

アンドロイドアプリベンチャー株式会社ミログは、全世界で約80,000端末のアンドロイド端末におけるアプリケーションの利用動態情報を収集し、世界初となるアンドロイド端末におけるアプリの利用実態を公開しました。本調査を通じて、男女のアプリ利用傾向の差異など、アンドロイド端末の詳細な利用実態が明らかになっています。

ミログは、ユーザー様の個人情報保護に最大限配慮した上で、独自解析技術を用いてアンドロイド端末のアプリ情報解析分野に本格参入し、同分野で世界一になることを目指します。同時に、統計データとして広く公表し、アプリ分野の発展に貢献していきます。

調査目的

全世界でのアンドロイド端末の増加に伴い、アプリの利用動態把握の重要性が高まっています。スマートフォンにおいて、アプリの利用情報は、ユーザー体験の根幹情報であり、今後拡大するスマートフォン市場の健全な発展のためにも、同情報の構造化が最重要と認識しております。まずは第一弾として、アンドロイド端末におけるアプリ利用動向調査を公開する事で、「アプリ情報解析」分野に対する、世間的関心の認知、喚起を目指します。

調査結果の概要

1日当たりのアプリ起動回数と起動アプリ種類

  • 1日当たりの起動回数は、男性52回に対し女性71回と女性のほうが1.4倍程度の頻度でアプリを起動している。
  • 1日当たりの起動種類は、男性17.8種、女性18.5種で、起動するアプリの種類数は男女ほぼ同様。

1日当たりの起動数、起動種類の分布

  • 1日当たりの起動数に関しては、数回から200回以上起動するユーザーまでなだらかに分布している。
  • ユーザーの70%以上は、20種類未満のアプリ数しか利用していない。

起動アプリランキング

  • Browser(ブラウザ)を筆頭に、Google系アプリが上位10位をほぼ独占している。非Google系では、Facebook、Twitterのみである。
  • Browser(ブラウザ)の起動回数が圧倒的に多く、アンドロイド端末においても、実際はブラウザ経由でのインターネット利用比率が高いことがわかる。

性別によるアプリ傾向の違い

  • アプリ傾向から、男女の性別が90%弱の精度で判別が可能です。(2011年8月時点)
  • 女性では、生理系、美容系、デコレーション系などのアプリ、男性では、セクシー系、仕事系、車系のアプリなど、特徴があることが判明しています。

調査概要

今回の調査では、2011年4月1日~8月16日の間、ミログ提供の、友達とアプリをシェアする「FriendApp」をご利用頂いているユーザー様に同意を頂いた上で、端末におけるアプリの利用動態を取得させて頂きました。

調査期間:2011年4月1日~8月16日
調査方法:Androidを保有し、「FriendApp」を利用しているユーザー様のうち、アプリ情報取得の同意を得たユーザー様、約80,000端末(※起動履歴は一部端末限定で取得しています。)
対象アプリ数:136,705種類
調査地域:全世界
調査対象者:アンドロイド端末を保有する「FriendApp」ユーザー様で、初回起動時のアプリ情報取得の同意を頂いた方

ミログ会社概要
社名:株式会社ミログ http://milog.co.jp/
所在地:東京都大田区石川町一丁目一番1号東工大ベンチャービジネスラボラトリー棟内
資本金:4億1,700万円(資本準備金含む)
代表者:代表取締役CEO 城口 洋平
事業内容:スマートフォン事業

2009年4月創業の株式会社ミログは、東京大学、東京工業大学研究室発のベンチャー企業です。2010年初めに、アンドロイド端末の登場によるモバイルインターネットの時代の転換期をいち早く察知し、アンドロイド事業に事業一本化を行い、通信キャリアをはじめとするアンドロイド関連企業との提携を発表しています。日本のIT企業で初めてとなる海外ユーザー/売上比率を主力とした世界で通用する「和僑」企業創出に挑戦してまいります。

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