ボクは、自著「プレスリリースはラブレター」(万来舎)でも述べていますが、PRは恋愛と一緒だと思っています。想いを届けるのが、恋愛相手からメディアに変わっただけです。クライアントにはよく言っているのですが、メディアに恋すると、取材される可能性が上がりますと述べています。
だから「取材してください」というだけでは、見知らぬ女性に「付き合ってください」と言っているのと同じこと。それでは単なるナンパです。ナンパは何百人に声をかけてようやく実るものです。それよりは、特定の人に想いを伝えたほうが確実だし、その後の関係性もいいかなと思います。
そのためには、自分の良い所を懸命にPRします。企業PRもそれと一緒です。そこで必要になるのがキーワードなのです。キーワードは、時流に乗ったものがいいのです。「節電」(冬バージョン)、「節約」、「手帳」、「カレンダー」、「読書」、「お正月」、「クリスマス」、「冬のボーナス」など、これらはマスコミがいま気にし始めているキーワードです。
もちろん、「東日本大震災」、「復興」、「放射能」などに関するキーワードも掲載されやすいのですが、御存知の通り慎重な取り扱いが必要です。目的が「利益」よりも「社会貢献」などにシフトする必要性があります。そう、大切なのは、共感。
「どうしたら、節電で共感してもらえるか?」
「どうしたら、クリスマスで自社の製品やサービスを紹介してもらえるか?」
ということになります。そこが大切なのです。是非ともそのあたりを狙って行ってください!
すでに月刊誌は、お正月の企画を準備し始めました。常に三ヶ月先を狙っていってください。ボクのクライアントの中には、既に、来春の企画を考えているところもあります。
ぜひともぜひとも。
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