9月16日に発売した「編集会議」2011秋号では、「編集者の情報活用術」をテーマにアンケートを実施した。雑誌、書籍、Webで活躍する編集者、フリーランスの編集者86人を対象に、ソーシャルメディアの活用度や日常の情報収集術について聞いた。
ソーシャルメディアの活用度(グラフ1)では、ツイッターを活用している人が最も多く、全体の83.7%を占めた。第2位はフェイスブックで全体の67.4%。日本でも登録者数を伸ばしているフェイスブックだが、ツイッターとの差はまだ、16.3ポイントあった。
ただし、ネットに対して感度の高いWeb編集者の活用率でみると、ツイッターとフェイスブックはともに89.5%と同率となっており、今後は全体でもフェイスブックの活用がさらに高まっていく可能性がある。この2つに対し、ミクシィの活用率は31.4%と低くなっている。
デジタルガジェットの所有率(グラフ2)では、デジタルコンパクトカメラが全体の86.0%で第1位となった。急速な普及を見せるスマートフォンは69.8%で第2位。以下、モバイルノートPC(61.6%)、iPod(50.0%)、タブレット端末(48.8%)と続いた。注目のデジタル書籍専用端末は11.6%にとどまり、編集者でさえ所有率は低いという現状が浮き彫りになった。
アンケートにご協力いただいた方(五十音順、カッコ内は所属/一部希望により不掲載)
秋山和輝(家庭画報)、浅井愛(マトグロッソ)、新井寿彦(男の隠れ家)、新井裕久(BIG tomorrow)、荒武祐子(オズモール)、生駒芳子、石川香苗子、石黒謙吾、井芹昌信(OnDeck)、岩佐十良(自遊人)、岩崎貴久(サイゾー)、江口宏志(ユトレヒト)、大澤慶久(クロコラボ)、大滝俊一(週刊東洋経済)、大田原透(Tarzan)、大塚茂夫(ナショナルジオグラフィック)、大塚洋介(マイコミジャーナル)、岡政人(ぴあ映画生活)、岡部純子(メトロポリターナ)、大給近憲(Mart)、長田英樹(週刊ファミ通)、柿内芳文(星海社)、神谷有二(山と渓谷)、川嶋諭(JBpress)、菅野大輔(TV Bros.)、菊地朱雅子(GINGER L。)、木村由花(yomyom)、蔵均(Meets Regional)、栗原洋(sportsnavi)、監物南美(栄養と料理)、小杉早苗(ゴガクル)、小林正明(Mac Fan)、小林伸也(ITmedia News)、駒井尚文(RBBTODAY)、小湊千恵美(Fashionsnap.com)、榊原達弥(Safari)、佐々木陽子(月刊ザテレビジョン)、佐野未代子(エルオンライン)、品田英雄(日経エンタテインメント!)、渋谷和宏(日経BP社)、菅原朝也(小学館)、竹内厚、竹内大(GQ JAPAN)、辰本清隆(歴史街道)、田中恵(LEE)、谷畑良胤(BCN Bizline)、千葉弓子、冨倉由樹央(COURRiER Japon)、鳥山靖(Sports Graphic Number)、中川和彦(スタンダードブックストア)、中川淳一郎、中條寿子(小悪魔ageha)、中西和代(たまごクラブ)、中村公紀(てれびくん)、中本由美子(あまから手帖)、行木宏枝(楽天レシピ)、西田善太(BRUTUS)、西村公祐(株マップ.com)、長谷部敦(BestGear)、林央子、林雄司(デイリーポータルZ)、原田英治(英治出版)、福西七重(月刊総務)、古庄修(天然生活)、前田美保、宮野友彦(週刊アスキー)、宮脇淳(品川経済新聞)、森誠一郎(FINE)、森オウジ、森部嘉一(Lips)、矢島由紀子(公募ガイド)、山岡祐子(月刊京都)、山口幸一(OPENERS)、山口貴弘(ウィメンズパーク)、山田道子(サンデー毎日)、山場康弘(スゴレン)、横田孝(ニューズウィーク日本版)、吉田博英(MacPeaple)、米光一成、米谷一志(芸術新潮)
注目の巻頭対談は、『Safari』編集長と『LEE』統括部長が、ブランドづくりの秘訣を語り合います。特集は「次世代編集者~デジタル社会で広がる活躍の場」。雑誌、書籍、Webの第一線で活躍する編集者が続々登場。時代の変化をチャンスと捉え、編集の技術を活かし、世の中に新しい価値を提案し続ける「次世代編集者」の形を探ります。