塗り替えられていく世界のSNS勢力図

現在、約4カ月間のヨーロッパ巡りを終えて、中東の入口の国、トルコに来ています。
トルコの前には旧ソ連圏のウクライナに滞在をして、チェルノブイリ区域などに足を運びました。

ウクライナの首都キエフに1週間ほど滞在をしていたのですが、旧ソ連圏のウクライナで使われているSNSはロシア最大のSNSであるV Kontakteが一般的です。日本で言うミクシィのような存在であり、国民の多くが利用しているとのことです。

しかしながら、ここ最近はフェイスブックを使う人も増えてきているそうです。
(ちなみにウクライナ人の多くはウクライナ語とロシア語を話せます)

ウクライナ人になぜフェイスブックが普及し始めているのかと聞いたところ、その理由は「V Kontakteは旧ソ連圏の人しか利用していないけれど、フェイスブックはもっとインターナショナルだから」とのことでした。ウクライナは他の欧州国から多くの旅行者も訪れる場所なのが影響しているのかもしれません。

そういえばブラジルにいた時にも、ブラジルではOrkutというSNSが強いシェアを持っていたようですが、フェイスブックが急速に伸びているようです。このままいくと、数年以内にフェイスブックがトップシェアSNSになるだろうとブラジル人が言っていました。

なぜ、フェイスブックに乗り換えたのかと尋ねたところ、「フェイスブックのほうがOrkutより使い勝手が良い」との回答でした。ブラジルの場合は、SNSはインターナショナルに使うよりも、ドメスティックに国内で利用しているようなイメージがあります(ですが、僕の知り合いのブラジル人数名に尋ねただけなので、実際のところはわかりません……)。

こちらのリンクから世界各国のフェイスブックユーザー数や、伸び率などを確認することができるのですが、ブラジルのフェイスブックユーザー数は急速に伸びているようです。この1カ月間で200万人以上の会員数を伸ばしているようです。

逆に既にフェイスブックがかなり浸透しているイギリスでは何故かユーザー数減少が始まっているようです(要因が非常に気になりますね…)。

国によって要因は異なるにせよ、フェイスブックが世界的にユーザー数を伸ばしていることは明らかであり、世界共通のプラットフォームとしての道を歩んでいるようです。

なお、ツイッターですが、日本並にツイッターを使っている国はなかなか無い印象です。いろんな国で「どうしてツイッターやらないの?」と尋ねると、「フェイスブックがあるから、それで十分だよ」と言われることが多かったです。

近頃、フェイスブックがツイッターに近い要素を組み入れたようです。
これから世界のSNSやツイッターがどんな道を歩んでいくのか、非常に楽しみです。

太田英基「若手起業家、世界一周へ」バックナンバー

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太田 英基(世界一周バックパッカー)
太田 英基(世界一周バックパッカー)

スクールウィズ代表取締役
元サムライバックパッカープロジェクト発起人

大学在学中の2005年11月、広告サービス「タダコピ」を仲間と共に創業。取締役を経て、2010年1月に退社。2010年5月から3ヶ月間のフィリピン留学を経て、約2年間の世界一周の旅へ。アドタイで約80本のコラムを執筆しながら旅をした。2012年夏に帰国。
帰国後はフィリピン留学を中心とした留学サービス【スクールウィズ】で起業し、留学以外にも英語学習サービスも複数運営している。

面白いことと、世の中にとって価値あることを常に追い求める根っからの企画屋。
執筆著書、講演実績多数。宮城県出身、1985年生まれ。

スクールウィズ: http://schoolwith.me/
Twitter/X: https://twitter.com/mohideki/

太田 英基(世界一周バックパッカー)

スクールウィズ代表取締役
元サムライバックパッカープロジェクト発起人

大学在学中の2005年11月、広告サービス「タダコピ」を仲間と共に創業。取締役を経て、2010年1月に退社。2010年5月から3ヶ月間のフィリピン留学を経て、約2年間の世界一周の旅へ。アドタイで約80本のコラムを執筆しながら旅をした。2012年夏に帰国。
帰国後はフィリピン留学を中心とした留学サービス【スクールウィズ】で起業し、留学以外にも英語学習サービスも複数運営している。

面白いことと、世の中にとって価値あることを常に追い求める根っからの企画屋。
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