人気ブランド「JILL STUART」、新ラジオ番組をスタート コンセプトは「キュートは世界遺産」

サンエー・インターナショナルのブランド「JILL STUART(ジル・スチュアート)」は10月1日、TOKYO FMで新ラジオ番組「RADIO JILL」を放送開始した。

コンセプトは「CUTE IS WORLD LEGACY(キュートは世界遺産)」。パーソナリティには、2008年からTOKYO FMのラジオ番組でパーソナリティを務めてきたモデル・山田優を起用する。山田と毎回登場する特別ゲストが、世の中のさまざまな「キュートなモノ・ヒト・コト」をテーマにトークセッションを展開し、“キュート認定”を行う。

不定期で同ブランドのショップからの公開生放送イベントが予定されているほか、番組公式ウェブサイトでは、“キュート認定”で認定された「キュートなモノ・ヒト・コト」を「キュート遺産」としてアーカイブする。

また、ソーシャルメディアの運用も開始するなど、さまざまなチャネルに展開していく。番組を核に、ブランドのファン、ターゲットとのコンタクトポイントを広げたい考え。

第1回のゲストはモデルの西山茉希。以降は、ファッション誌の編集長や作家をはじめ、アート・音楽など幅広いジャンルからゲストを招く予定。番組内容やイベントの企画は、同ブランドとTOKYO FMが協働で行う。

これまでは、雑誌を中心とした目に見える媒体への広告出稿を通してブランドを訴求してきた同ブランド。東日本大震災以降、“目に見えないもの”の大切さにあらためて気付き、「これからはブランドも“ハート”で伝えなければならない」と考えた。ブランドが発信するメッセージや世界観など、目に見えないものを伝えることで、ターゲットにブランドをより深く知ってもらいたい。そのために最適なメディアとして、ラジオを選択したという。

「ファッションをテーマとしたラジオ番組」というこれまでない取り組みは、リスナーのうち高い割合を占める若年層に、常に新しいものを提案していきたいというTOKYO FMの姿勢と一致した。

同ブランドのターゲットを含め、人々のメディア接触の時間・スタイルが多様化している。そうした中、スマートフォンの普及に伴い、ラジオは若者にとって場所や状況を選ばず接触することができるメディアとなりつつある。ターゲットリーチの可能性が高まっているラジオを使って、ファッションを視覚以外の要素で伝える、という新たな試みに注目したい。


この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ