hakuhodo + design project、インテリアにもなる新しい立体の本「東京借景」を製作

博報堂の社内プロジェクト、hakuhodo + design project※1 は、2011年10月7日より、都内2ヵ所で限定100部の写真集「東京借景」を発売いたします。これは昨年9月に実施した「東京借景」プロジェクト※2 の活動をもとに製作されたものです。同プロジェクトにおいて東京タワーを借景として設置されたビューポイントからの写真に、新たに撮影したものを加え、厳選した10の写真で構成されています。

さらに、借景のモチーフとなっている東京タワーをイメージした「インテリアになる本」という新しい試みにチャレンジした画期的な書籍です。

今回は都内2ヵ所(国立新美術館のスーベニアフロムトーキョー、CIBONE 青山店)で限定100部の発売となります。

写真集「東京借景」概要

  • 変形立体 : 全24p (写真10点)
  • 発行者 :hakuhodo+design project
  • 発行部数 : 100部
  • 販売価格 : 3,300円(税込)
  • 販売店 : スーベニアフロム トーキョー (国立新美術館 B1) 、CIBONE 青山店

※10 月7日発売時点。販売店は増えることがあります。

写真集「東京借景」デザインコンセプトについて

新しいデザインの可能性に挑戦する hakuhodo + design project の一環として製作された写真集「東京借景」は、買う人が所有する喜びを持つことができる「インテリアになる本」として企図されました。

電子書籍の登場により、本の持つ価値が改めて問われる中で、わざわざ店頭で手にとってみて買ってみたい新しい付加価値をもった本とは何か、について考えた結果です。「東京借景」のコンセプト、「東京タワーを借景に東京の風景と人の関係をリ・デザインする」をふまえ、「本と人との関係のリ・デザイン」を図ったものともいえます。

本写真集では、東京タワーをモチーフにした「インテリアになる本」としてのクオリティを最大限に発揮できるよう、「表紙」となる赤い紙はイタリアからの輸入紙を使用。キャップは白の樹脂とし、赤と白のコントラスト、素材感、装丁などディテールにまでこだわりました。また、東京タワーの形状がもつ魅力を増幅するために三角形のページレイアウトを採用。和紙の風合いを出せる紙を使用することにより、「借景」のニュアンスを訴求しています。

※1 hakuhodo + design project について
HAKUHODO DESIGN 社長の永井一史をリーダーとして、日本及び世界が抱える社会課題の解決及び新たな生活提案に向けて広義のデザインの持つ可能性を研究し、実践していく博報堂の社内プロジェクト。従来の広告・マーケティングにとどまらない「デザイン」の意義を刷新する領域横断的なアプローチを目指します。

※2 「東京借景」プロジェクトについて
2010年9月18日~10月2日に hakuhodo + design project によって実施された、借景という伝統的な鑑賞法を使い東京の風景と人の関係をリ・デザインするプロジェクト。東京のシンボルとして多くの人に共有されている東京タワーをモチーフに、都内各所に設けられたビューポイントとオリジナルウェブサイトを中心に実施しました。無意識に消費されるだけの東京の風景から、それぞれが自分ごととして意識する東京の風景へのきっかけ作りを行うことで、景観・美化、コミュニティ意識などに自然に気持ちがむけられることを意図しました。
東京借景 web ページ www.tokyo-shakkei.jp

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