僕は現在、エジプト、トルコ、イラン、ヨルダンと中東・イスラム圏を旅してきました。
正直、イスラム圏は何処の国も宗教的な問題で厳しいのではないか・・・訪れる前は、そう思っていました。
トルコですが、イスラム教徒(ムスリム)特有の頭を覆うスカーフをしている人が中心都市イスタンブールにはあまりいなく、特に若い人ほどスカーフを気にしていないようでした。
トルコの道端で見掛けた広告も、日本や欧米と変わらないようなクリエイティブでした。
バス停
マクドナルド
ですが、次の国、イランは大きく異なりました。
イランは国家自体がイスラム教を母体としているため、トルコやヨルダンよりも非常に厳しいです。
端的に言えば、女性の肌の露出が許されないのです。
広告表現はもちろん、街を歩く女性も皆、頭をスカーフで覆い、長袖・長ズボンを着用することを義務づけられています。また、身体のラインが判らないような服装をすることも義務づけられているため、トレンチコートのようなものを着ている人が多いです。(若い女性を中心に抵抗があるようですが・・・)
そんなイランで石鹸LUXの地下鉄車両内広告で発見したのがコチラ。
女性は髪の毛一本も出してはいけないそうです。本当に顔面のみ。
例えば、シャンプーの広告宣伝など、髪の毛出せずにどうするのだろう・・・?と。
(実際に街を歩く若い女性たちの多くはスカーフから髪が出まくっていましたが…)
そういうわけで、10日間しかイラン滞在していなかったのですが、その間にみたのは、文字中心の広告クリエイティブ、もしくは男性や子供が登場する広告クリエイティブが多かった印象です。
もちろん、広告だけでなく雑誌やテレビなどのメディアに登場する女優なども服装規定は厳しいようです。
そのほか、面白かったのが地下鉄やバスの吊り輪広告。 (次ページへ続く)
太田 英基(世界一周バックパッカー)
スクールウィズ代表取締役
元サムライバックパッカープロジェクト発起人
大学在学中の2005年11月、広告サービス「タダコピ」を仲間と共に創業。取締役を経て、2010年1月に退社。2010年5月から3ヶ月間のフィリピン留学を経て、約2年間の世界一周の旅へ。アドタイで約80本のコラムを執筆しながら旅をした。2012年夏に帰国。
帰国後はフィリピン留学を中心とした留学サービス【スクールウィズ】で起業し、留学以外にも英語学習サービスも複数運営している。
面白いことと、世の中にとって価値あることを常に追い求める根っからの企画屋。
執筆著書、講演実績多数。宮城県出身、1985年生まれ。
スクールウィズ: http://schoolwith.me/
Twitter/X: https://twitter.com/mohideki/
スクールウィズ代表取締役
元サムライバックパッカープロジェクト発起人
大学在学中の2005年11月、広告サービス「タダコピ」を仲間と共に創業。取締役を経て、2010年1月に退社。2010年5月から3ヶ月間のフィリピン留学を経て、約2年間の世界一周の旅へ。アドタイで約80本のコラムを執筆しながら旅をした。2012年夏に帰国。
帰国後はフィリピン留学を中心とした留学サービス【スクールウィズ】で起業し、留学以外にも英語学習サービスも複数運営している。
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