北九州の“ものづくり”の技術を 東京モーターショーでPR

北九州市は、12月2日より東京ビッグサイトで開催される「東京モーターショー」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)に初めてブース出展をする。

北九州市には日本を代表する自動車メーカーの工場が同市を囲むように立地し、自動車生産台数も増加するなど、自動車産業の集積が進んでいる。こうした背景から多くの自動車部品メーカーとその技術が以前より注目を集めていたが、今年3月の震災の影響で生産拠点として、さらにクローズアップされるようになった。今年春にパシフィコ横浜で開催された技術者向けの展示会「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展」に出展した際にも、高い反響を得たという。そして満を持して出展したのが、今回の「東京モーターショー」だ。

今回参加するのは地元の団体「パーツネット北九州」に参加する企業5社。新たなアルミ鍛造技術を用いた軽量自動車部品や廃材となる竹の繊維を使った低炭素型軽量強化プラスチックコンポジット試作品、安川電機による急速充電器など、次世代の車に向けた新しい技術や取り組みを紹介する。

完成車メーカーに囲まれる北九州市

また、地元の北九州産業学術推進機構との連携で産学連携プログラムとして行った事例なども発表し、“ものづくりのまち”としての北九州をPRする。同市では技術のPRのみならず、北九州への企業誘致の支援、カー・エレクトロニクス拠点構想、地元企業の参入支援もパネルで紹介する。
「東京モーターショー」は、12月11日(日)まで開催されている。


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