ファッションブランドのビームスが、創業35周年を記念して9月から実施しているキャンペーン「恋をしましょう」。
人や洋服との出会いが生活にもたらす喜びやときめきを、さまざまな「恋」の場面を通して表現するという企画で、特設サイト「KOI WEB(コイ ウェブ)」を軸に、広告活動とあわせて展開中のキャンペーンだ。
なかでも、同キャンペーンの一環として同社が配信しているスマートフォン向けアプリ「コイクール」が、App Storeの無料アプリランキングでトップ10入りし、話題を呼んでいる。
「コイクール」は、スマートフォンの「位置情報機能」「すれ違い機能」を利用して街行く人々の中からユーザーの「運命の人」の存在を知らせてくれる、「恋」をモチーフとしたアプリ。
アプリをインストールして、性別・生年月日・血液型・兄弟構成などの基本データのほか、「朝陽より夕陽のほうが好き」「たいやきは頭から?お尻から?」など10の質問に答えると、登録が完了。これがアプリ内のユーザーのプロフィールとなる。
そうしてアプリを起動したままにしておくと、自分に似た考え方のユーザーや相性のいいユーザーとすれ違った時に、相手の存在を通知してくれるという仕組みだ。
また、アプリが通知した相手にはアプリ上で「ちょっかい」を出すことができる。
「ちょっかい」は、「100%SMILE」「DECOPIN(デコピン)」「TUN-TUN(ツンツン)」といったかわいらしいものから、「HOMEGOROSHI(褒め殺し)」「PRESENT(プレゼント)」という妙にリアルなものまでさまざまな選択肢から選ぶことができ、これに相手が「ちょっかい」を返してくれると、「ふたりのコイクールストーリー」というオリジナルの恋愛物語が生成される。
運命の相手との出会いから、コミュニケーションを通じて二人だけの物語が紡がれていくという擬似恋愛を体験できるアプリだ。
特設サイト内のコンテンツ「KOI KURU VIEWER」では、このアプリのユーザーが体験している「出会い」がリアルタイムで更新されており、他人の恋模様を眺めるという楽しみ方も提供されている。同社は他にも「恋」にまつわるコンテンツを提供し、周年キャンペーンのテーマを強く訴求している。