イスラエルのBARのトイレに貼られていたポスター。右下にQRコード
QRコード(二次元バーコード)は1994年、日本のデンソー(現在は分社化しデンソーウェーブ)によって開発されました。そこから徐々にカメラ付き携帯電話&インターネット接続を標準装備とする(当時の)日本のハイテク携帯電話に普及。今では日本では当たり前のマーケティングツールのひとつとして定着していると思われます。QRコード関連情報で今さら目新しい情報など、特にないのではないでしょうか?
しかし、世界の事情は異なるのです。2010年の5月から海外に出ているのですが、ちょこちょことQRコードを海外のメディアでも目にしていました。ですが、時が経つにつれて雑誌などはもちろん、フライヤー(チラシ)やポスターなどにも印刷されるものが目立ってきています。徐々に一般化してきているものと思われます。
先日、イスラエルのBARにいた時でした。ビールを注文して、出されたコースターが広告媒体化されていたのですが、その中にもQRコードが!一緒にいたイスラエル人の友人に「ここでもQRコード普及しているんだね!これ、日本発なの知っていたかい?いつ頃からイスラエルでも普及し始めたの?」と訊くと、「あ、これ?これはこの1、2年で普及してきたね!」との回答が。
カラフルなイラストが楽しいBARのコースター。右のものには同じくQRコードが
日本ではその何年も前から普及していたQRコードが、今この時になって世界に凄い勢いで普及しているという…!その理由はもちろん、スマートフォン。カメラがあり、アプリを容易にダウンロードでき、インターネット接続が容易なスマートフォンの普及が、QRコードの需要を盛り上げているようです。
アメリカ合衆国のスマートフォンユーザーの28%が実際にQRコードの利用経験がある、52%の人がQRコードを認知しているなど、興味深い情報が多くあるこのニューヨークの広告会社のブログ記事(via. Austin&Williams.com)は一読の価値あります。ただ、記事は1年前に書かれたものですので、実際にはさらに普及は進んでいると思われます。
米国調査によると、スマートフォンユーザーの28%がQRコードを利用。認知率は52%に上るという(Austin&Williams.comより)
また、このあたりの海外の記事を読むと、ここ最近の普及具合が感じられます(この記事も情報源3月と古めですが)。
日本人の知らぬうちに、QRコードは世界的に普及が進んできています。さて、QRコード先進国の日本は、これから世界に対して何ができると思いますか?
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