日本の正しい情報を海外メディアへ 国際広報専用ポータルサイトがオープン

企業や地方自治体、政府など、日本の情報を一元的にまとめた国際広報専用ポータルサイト「JAPAN PORTAL(ジャパンポータル)」が開設された。

このポータルサイトは、共同通信社が進めている国際情報発信支援事業のツールの一つ。企業のプレスリリース、自治体の観光情報、政府の進めているプロジェクト、会見の内容など、日本の官民の最新情報を英語、中国語、ハングルの3言語で提供している。

こうしたサイトを始めた背景にあるのは、「日本の情報が正しく伝わっていない」ということ。東日本大震災や福島第1原発事故による風評被害等で、日本の情報が正しく伝わっていない、逆に伝えたいがその術が無い、という声が多く聞こえてきたことにある。

また、海外メディアの日本撤退が続き、海外から日本の最新情報が取りにくくなっている。そのため、海外メディアに適切な情報が行き渡っておらず、日本の企業や自治体などの最新情報を確実に届けることが必要と考え、企画した。同社の世界的なネットワークを活用し、海外展開する企業や外国人観光客の誘致を目指す観光地、地元の名産品を海外に売り込みたい地方自治体などのサイトに世界各国のメディアを誘導する。

情報は企業・自治体からの提供も受け付けるが、基本的には同社が必要と思われる情報を探し、ニュースとして出すのではなく、そのリンク先を掲載していく。このようなシステムのため、日本語ではなく、英語、中国語、ハングル語にあらかじめ翻訳されているリリースを掲載する形になっている。掲載する情報に関しては、共同通信社国際戦略本部事務局が担当している。


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