大日本印刷グループで、店頭での販促ツールや広告宣伝物などを制作するDNPエス・ピー・テックは、店頭で簡単・スピーディに組み立てて設置できるPOP(Point Of Purchase:店頭広告)『PaPaTPoP(TM)(ぱぱっとポップ)』を開発した。
POPには、ショールーム用、店舗の陳列コーナー用など基本4つのタイプがあり、用途に応じて形状や大きさなどカスタマイズすることができ、オンデマンド印刷で1台の注文にも対応するという。
一体型のパーツを広げて、おろすだけで完成する設計で、誰でも簡単・すぐに組み立てることができるのは、設置側の店舗などにとっても作業の手間が大幅に軽減されることになる。
こうしたツールを開発した背景として同社は、店頭での販促施策の重要性が改めて認識されているにもかかわらず、什器の組み立て方法が複雑であることや、ポスター貼り付スペースの確保が困難、といった理由から実施されていない状況があり、対応策が求められていた。そこで、こうした課題に対して組み立てが簡単で訴求効果が高く、多様な形態への対応や省スペースでの設置が可能な店頭POPを開発した」と述べている。
同社は、「ぱぱっとポップ」を含むDNPオリジナルのPOP製品関連で、2013年度までに3億円の売上を目指すとしている。