実際に行われたイベント「BACARDI HALLOWEEN EVENT」の企画書公開!――「販促会議」2012年1月号連載「これがプロの企画書だ!」より

販促会議の人気連載コーナー「これがプロの企画書だ!」に掲載している企画書の一部を公開。企画の立案や企画書の書き方の参考にしてください。

※定期購読者の方にはこちらの企画書のパワーポイントデータを、ダウンロードできる特典が付いています。定期購読のお申込みはこちら

今回は、10月29日に実際に行われたハロウィーンイベントの企画書です!

BACARDI HALLOWEEN EVENT

執筆者
電通 ストラテジック・プランニング局
コミュニケーションプランナー 加我俊介氏

「販促会議」2012年1月号掲載

オリエン内容

  • 新しい販売体制が発足して以来初の大型プロモーションであり、インナーのモチベーション向上にも寄与するような、“打上げ花火的な(求心力ある)イベント”にする。
  • お酒の需要が最も高まるパーティーシーズンに向け、“ハロウィーン”という絶好の機会を活用することで、お酒離れが進む若者層へブランドをアピールする。


BACARDI HALLOWEEN EVENT1


プレゼントーク(1)
今回目指すべきチャレンジは、「渋谷」と「若者」の攻略です。

渋谷は販売戦略上、最も重要な拠点です。ハロウィーンで盛り上がる渋谷において、営業の後押しにつながるイベントをつくりたいと思います。

そのためにも、参加者だけを楽しませる“単純なイベント”ではなく、イベント自体がブランドを発信していく“巨大な広告”となるような仕掛けを目指します。

また同時にハロウィーンをきっかけに、“宅飲み&お酒離れ”が顕著な若者との距離を縮めたいと思います。そのためにも、仮装を恥ずかしいと感じる若者までも広く取り込み、記憶に残るハロウィーン体験を提供してあげたいと思います。

ポイント(1)

  • 事前に聞き手とディスカッションを重ね、企画の立脚点となる目指すべきチャレンジを共有する。プレゼン時はあくまで確認。


BACARDI HALLOWEEN EVENT2


プレゼントーク(2)
このチャレンジを踏まえ、我々が提案するのは、“仮装しなくても楽しめるハロウィーン”をコンセプトにした「デジタル仮装インスタレーション」という企画です。

ハロウィーンに不可欠な要素、仮装。今回、この仮装にテクノロジーを駆使することで、誰でも気軽に仮装を楽しめるデジタル仮装という仕掛けを開発します。

さらに、来場者だけでなく、道行くすべての人を巻込んでいくために、この仮装体験者をショーアップして、一つのインスタレーションとして渋谷に発信していくというものです。

一部の層だけで楽しまれているハロウィーンを、バカルディが誰でも気軽に楽しめるイベントに仕立て、渋谷の若者へ広く提供していくのです。

また、コアとなる“デジタル仮装”とは、顔を3Dトラッキングし、わずかな凹凸からパーツを解析。そして、近年注目を集めているAR技術を活用して、解析した顔上にリアルタイムで仮装アニメーションを生成していくというテクノロジーを駆使した、全く新たな仮装です。

ポイント(2)

  • 「仮装していなくても楽しめる、ハロウィーン」など、“引っかかり”がある形でコアアイデアを提案し、聞き手に“続きを聞きたい”と思わせる。
  • プレゼンにはホスピタリティーとエンターテインメントが不可欠。特に仕組みが理解しづらいデジタルコンテンツに関しては、極力デモを用意し、面白さを感覚的に理解してもらうとともに、期待感を最大化する。

次ページへ続く

『販促会議』 定期購読のお申込みはこちら
『販促会議』は「人を集める」「商品を売る」ための企画のヒントを毎月お届けする、セールスプロモーションの情報誌です。
定期購読の三大特典
1、プロの企画書無料ダウンロードサービス
2、送料・代引き手数料が無料
3、業界の最新情報が毎日メールで届く
発売:月1回(毎月1日)
宣伝会議.comで買う
次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ