広告界を目指す学生のための『広告界就職ガイド』の最新版が発売になりました。巻頭特集では、ふたりのトップランナーのインタビューを掲載しています。今回は、海外のエージェンシーでの活躍を経て、今年クリエイティブラボ PARTYを立ち上げた川村真司さんのインタビューから、学生のみなさんへのメッセージを抜粋して掲載します。
『広告界就職ガイド2013』トップランナーが送るメッセージ②
川村 真司(かわむら・まさし)
PARTYクリエイティブディレクター/ファウンダー
1979年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。学生時代は佐藤雅彦研究室で学び、博報堂へ入社。退社後、BBHジャパンの立ち上げに関わる。その後は、オランダの180(ワンエイティー)や、ニューヨークのBBH、ワイデン+ケネディなど海外のエージェンシーでCDを歴任。主な作品にSOUR『日々の音色』『映し鏡』、androp『Bright Siren』『Bell』など。カンヌライオンズやアドフェストなどで数々の受賞歴を誇る。
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学生のみなさんに伝えたいのは、「自分がなりたい人間」「いっしょに仕事がしたい人間」を求めて仕事をした方がいいということです。クリエイティブ職は面白いアイデアのあるヤツが強いので、アイデアさえあればどんな人ともどんな仕事でもできます。
一方で、やりたいことを持った上で能動的に動いていかないと、降ってきた仕事をこなすだけで終わってしまいます。以前働いていたワイデン+ケネディに「Fail Harder」という言葉がありました。これは「恐れず逃げずに、もっと激しく失敗してそこから学べ!」という意味です。僕はクリエイティビティとは問題発見力だと思っています。だから、自分で能動的に問題を発見していってほしいです。
問題意識をどこに置くかというのは、本当に大事です。なりたい自分ややりたいことを明確にしておいたほうがいい。就職活動は終着地点ではありません。どんどん海外にも出てください。絵が描けてアイデアを身振り手振りで説明できれば、なんとかなります(笑)。
ちなみに、PARTYもクリエイティブスタッフを常に探しているのでぜひポートフォリオを作って作品を見せてください。うちに来なくても、ポートフォリオは作っておいたほうがいいですよ。自分の考え方をまとめて提示できたほうがいい。面白いアイデアのある方は、ぜひ一緒につくっていきましょう。
※インタビューの全文は、『広告界就職ガイド2013』でご覧いただけます
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