TBWA\HAKUHODO、日本で初のAdAge誌「インターナショナル・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」受賞

TBWA\HAKUHODOは1月22日夕方(ニューヨーク現地時間)、米国の広告・マーケティング誌『Advertising Age』において2011年の「インターナショナル・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。米国以外で優れたエージェンシーを称える最高賞にあたるもので、受賞は日本の広告会社としては初めて。収益成長率や新規ビジネス獲得、クリエイティブソリューションなどを評価基準としており、同誌では「日本にとって厳しい年であった中でも成長を遂げ、素晴らしいキャンペーンを手掛けたこと、また、クライアントの地域社会への復帰をサポートしたことに感銘を受けた」とコメントしている。

今回、TBWA\HAKUHODOが評価された実績として、東日本大震災による社会的課題の解決を図ったキャンペーンの数々が挙げられる。例えばP&Gジャパンをクライアントとする被災地支援活動「アリエール あなたにエールを。プロジェクト」では、2011年4月26日から10月7日にかけ、被災地の避難所で暮らす人々の洗濯物を回収。洗濯機40台を設置した山形県へ運び、翌々日には持ち主へ洗濯した清潔な衣類を届けた。その数は2万点以上、のべ4881回にも上る。このほか、P&G製品の売上の一部を被災地支援活動の資金に充てるプロジェクトも展開し、「アリエール」ブランドの売上は2倍以上を記録した。

またアディダス ジャパンをクライアントとする、2011年夏のライフスタイル提案キャンペーン「adidas CLIMACOOL BIZ(クライマクールビズ)」、気温が35度を超えた日に気温と同じパーセンテージを割引して販売する「気温割」キャンペーンなども同様に評価された。環境省の「スーパークールビズ」を受けて導入されたもので、「CLIMACOOL」ブランドでは売上が約3割増加したという。

TBWA\HAKUHODOでは、アジア地域の広告専門誌「Campaign Asia Pacific」においても「クリエイティブ・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」を2010年、2011年の2年連続で受賞しているほか、2011年には同部門で「エージェンシー・ヘッド・オブ・ザ・イヤー」に代表取締役社長兼CEOの座間一郎氏が選出されている。


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