「努力というのは、眠らない事じゃない、
苦しいことじゃない。我慢する事じゃない。
全力を傾けること。」
このつぶやき、
みるみるうちにふぁぼられ、
リツイートされていきました。
弊社取締役Kさんが会議の時に
「睡眠はしっかりとらなきゃ。
睡眠時間を削るっていうのは
努力することとは違うから」と
言った時に思いついた言葉。
努力=辛いことではないのだという気づき。
社会人になるまでの私にとって仕事で「努力する」とは
睡眠時間や遊びの時間を削って
とにかく仕事だけをしているイメージ。
24時間という持ち時間は同じなのだから、
その分多く仕事をしている人が
結果を出して当然じゃないかと。
犠牲を払わず結果だけ望むなんて
そんな都合よくいくはずない。
辛いことを我慢して、乗り越えてこそ
その先の景色が見られるんだ、
そんな風に思っていました。
だけど、Kさんの言葉を受けて
改めて「努力」という言葉を
辞書やウェブで調べてみると
- 心をこめて事にあたること、
- 好ましい状態を実現するため、全力を傾けること、
と書いてありました。
どこにも「苦しいこと」とは書いていない。
前の会社でも、
仕事の出来る人は一様に
プライベートも充実しているように思えたし、
人生を楽しんでいました。
そんな良い環境の中で、
「とはいえ若いうちは、修行期間」という
ひとりよがりな思い込みがなかなか解けず、
コピーの宿題を抱えながら過ごす休日は
どこか落ち着かず、罪悪感でいっぱい。
小心者の私は、うまくバランスがとれていませんでした。
そういえば、尊敬する作家さんに
「書き続けるの、辛くないですか?」と聞いたとき、
「いや、楽しいよ。楽しいから書いてるんだよ」
という答えが返ってきて、
辛いなんて言っている時点で、
失格だと反省したことがあります。
大変と思いながら働いている人は、
楽しいと思いながら働いている人に
絶対叶わない。
エイベックスの松浦社長のブログのタイトル、
「仕事が遊びで遊びが仕事」
この状態をつくれた人が、勝つんだろうな。
正しい努力というのは
きっととても楽しいことなんだと思います。
最近の私は、ちょっと上向きになってきました。
楽とか暇なわけではなく、忙しくても楽しいから、いい感じ。
だけど、きっと、
もっともっと楽しくできるはず。
究極のワークライフブレンドを目指して
今週も、試行錯誤しています。
伊藤春香「PRガール」バックナンバー
- 第8回 「キャリアは続くよどこまでも。(就活生の皆さんへ)」(1/31)
- 第7回 「普通なんてあり得ない」(1/24)
- 第6回 「偉い人は、偉いから偉い。」(1/17)
- 第5回 「研修時代の思い出」(1/10)
- 第4回 「はーちゅーちょーのお仕事。」(1/4)
- 第3回 「聞かれても困るけれど。」(12/20)
- 第2回 「DNAに刻まれた会社のカルチャー」(12/13)
- 第1回 「電通を退職する方法」(12/6)