日本マイクロソフトはこのほど、インターネット通話サービス「スカイプ」の画面上の広告枠について日本での販売を開始した。米マイクロソフトが昨秋、スカイプ運営会社を買収したことに伴う措置で、米国に続いて2月下旬から日本の広告主向けにセールスしている。以前は電通が国内向けに独占販売していた。
スカイプは世界中どこへでも、無料で音声通話や無料通話をすることが可能なサービス。ユーザー同士がビデオ通話をしている際、画面上に広告が掲載される。広告には、マウスの動きに反応して拡大するタイプの「テイクオーバー」と、通常のレクタングル広告である「ビッグアド」の2種類がある。どちらも1日単位での販売となっており、広告掲載料は、テイクオーバーが1日350万円、ビッグアドが1日250万円となっている。広告が掲載されるのは無料通話の際のみで、有料プランを利用している場合は広告が表示されない。
日本マイクロソフトによると、スカイプではユーザーの滞在時間が長く、10代後半から20代前半の利用者が多いため、若年層へ長時間接触可能な点が当広告の特長だという。