電通子会社でリサーチ業務を手がける「電通マーケティングインサイト」と、インターネットリサーチ最大手「マクロミル」との合弁による調査会社「電通マクロミル」が4月2日付で設立される。電通とマクロミルが22日、それぞれ発表した。マクロミルの持つネット調査パネルやノウハウを生かし、セルフサービス型の調査事業を中心に展開する。
新会社の資本金は2000万円で、電通マーケティングインサイトが60%、マクロミルが40%を出資する。社長は小林健一・電通マーケティングインサイト社長が兼務する。
電通と電通マーケティングインサイト、マクロミルの3社は2011年9月にネット調査事業の業務提携を発表し、新会社設立に向けて協議を進めてきた。調査設計から集計、分析までのフルサービスに強い電通マーケティングインサイトと、100万人規模のネット調査パネルを持つマクロミルを持つマクロミルの双方の強みを生かすとしている。新会社では、これまで電通内で分散化していたネット調査を始めとするマーケティングリサーチ業務を集約して受託する。
電通マーケティングインサイトは昨年10月、旧電通リサーチが同社子会社の綜研を吸収合併した際に現社名に改称した。