3月24日、東京・銀座の真ん中で「GINZA RUNWAY」と題し、「JAPAN DENIM」をテーマにファッションショーが開催された。
これは経済産業省、東京都、中央区、日本ファッション・ウイーク推進機構、日本ジーンズ協議会、全銀座会、銀座通連合会、松屋、三越伊勢丹によるGINZA RUNWAY実行委員会が企画。震災から1年を機に、東京をアジアのクリエイティブ・ハブとする「CREATIVE TOKYO」構想の一環として、銀座から“ファッションで日本を元気にする”メッセージを発信するべく開催された。場所は銀座3~4丁目。三越から松屋の前の銀座通りに、100メートルのデニムのランウェイが登場した。
開始前は雨天が心配されたが、会場にはファッション関係者やファッションファンのみならず、偶然銀座に来ていた人なども含め、約2000人の観客が集まった。また、当日は国内のみならず、海外メディアも多数来場した。
ショーは三部構成で展開。「デザイナーズショー」では銀座に路面店がある、あるいは松屋や三越などにショップがある、50を超えるブランドが登場。また、「次世代クリエイターショー」として織田ファッション専門学校、杉野服飾大学・ドレスメーカー学院、東京ファッション専門学校、文化服装学院、目白ファッション&アートカレッジの学生たちによるデニムファッションも披露された。最後に、「未来への希望」として、銀座泰明小学校と仙台市の東四郎丸児童館の子供たちも登場し、会場を沸かせた。この日、登場したデニムスタイルは、200弱にも及ぶ。
当日はゲストとして、女優・米倉涼子さんとRIP SLYME のSUさん、そしてスペシャルゲストとして枝野幸男経済産業大臣がモデルとして登場。枝野大臣はデニムのスーツを着用し、子どもたちと一緒にランウェイを歩いた。
約30分のショーで、モデル65名、学生モデル63名ほか、子ども達、ゲストを含め、総勢155名のモデルがランウェイに登場。最後は100mのランウェイに一堂が並び、フィナーレを迎えた。