タニタは一般財団法人休暇村協会、読売旅行とコラボレーションし、タニタの健康プログラムを体験できる特別ツアー商品「まるごとタニタ生活 体感ツアー」を企画。全国5カ所で展開する。
これは2日間のツアーを通して、食事・運動・休養からなるタニタの推奨する健康サイクルを実践するプログラムを体験するもの。6月30日に実施する「まるごとタニタ生活 体感ツアー in 休暇村能登千里浜」を皮切りに7月以降、他エリアの休暇村へのツアーを計画している。
こうした企画の背景にあるのは健康志向への高まりと、健康回復や維持・増進を図る観光「ヘルスツーリズム」が注目されていることにある。「まるごとタニタ生活 体感ツアー」では、いわば「タニタ式」のヘルスツーリズム。同社が健康計測機器やサービスの開発・提供を通して培ったノウハウを活用し、同社が推奨する健康的な生活習慣メソッドを参加者に体験してもらう。また、国立・国定公園にある全国各地の休暇村を会場に、美しい自然を満喫しながら健康へのヒントをつかんでもらうことを狙いとしている。
このツアーでは、ウオーキング・プロデューサーや予防医療コンサルタントによるセミナーをはじめ、景勝地を歩く「ウオーキング体験」、タニタのプロフェッショナル仕様の体組成計やデジタル尿糖計を使った「健康チェック」など、健康サイクルを実践するさまざまなプログラムをエンタ-テインメント性を持たせながら展開。ツアー中の食事は、会場となる休暇村の地元食材を生かした「タニタの社員食堂」のヘルシーメニューを提供する。
同社は今年1月、東京・丸の内に「丸の内タニタ食堂」をオープン。社員食堂のヘルシーメニューを提供すると同時に、管理栄養士による健康アドバイスを通して、さまざまな健康情報を発信しているが、利用は首都圏エリアに限られるため、地方在住者から「社員食堂のメニューを食べてみたい」「タニタ生活を体験したい」という声が寄せられていたという。今回のツアーで、こうしたニーズに対応していきたい考えだ。