日本人の英語力は、先進国の中で最低なのは有名です。英語が苦手な日本人がビジネスレベルの英語をどのように身につけられるか今回はご紹介したいと思います。
英語で会話ができるレベルで海外で働けると錯覚しがちですが、それでは足りません。英語圏の国ではタクシーの運転手さんでも、カフェの店員さんでも、10歳児でも英語が話せるのは当たり前。残念なことに、ただ英語がしゃべれるというのは彼らと同じレベルに立ったということに過ぎないのです。
英語は直接的な表現しかないとよく言われますが、ビジネスになればなるほど、日本語同様ニュアンスで表現することが多いです。例えば「それには賛成できません」と断りたい時、「I can’t agree with that」と直接的な英語を使うと、喧嘩を売っていると思われてしまいます。通常は「It sounds great, but it may not be the best」(とてもいいと思いますが、一番いいものではないかもしれませんね)くらいのニュアンスで書きます。日本の教科書で習う英語は直接的な英語が多く、そのレベルの英語でメールをすると強烈で直接的なため誤解を招いてしまうことがあります。
クリエイティブの人たちはデザインや音楽という言語を超えたツールで意志の疎通をする事ができて本当に羨ましい!! ですが営業職の私には言葉が命。社内社外とのコミュニケーションが仕事でもあり武器です。
大学卒業まで英語が全く話せなかったのですが、今では英語で仕事をしています。試行錯誤した勉強方法の中で、日本でできる効果的だったと思う方法をご紹介したいと思います。
エントリーレベル
日記を英語で書く。毎日英語に触れることが大切です。毎日というところがポイントです! 知っている単語だけで十分です。難しいことを書く必要はありません。英語がもっと身近なものになると思います。手帳にスケジュールを英語で書き出したり、仕事のメモを英語で取ったりするのも効果はあると思います。
中級レベル
英字新聞を読む。なんといってもビジネス英語で必要になってくるのは、ビジネス英語の単語力。ビジネス英語と口語の英語は単語が全て違います。アプリなどで入試のように単語を覚えられる人はそれでもいいと思います。大人になってからのそのやり方は私には無理でした。昨日覚えたはずの単語をすぐ忘れてしまう。。。新聞や本の活字を辞書を引き引き、読んでストーリーがわかった方が単語は覚えやすかったです。パズルゲームの感覚で通勤時間などにオススメです!
上級レベル
トーストマスターズ。これは人前で話すパブリックスピーキングが苦手な人のためにプレゼンの練習が少額の費用で自主参加のクラスです。アメリカではじまったもののため、英語でのプレゼンの練習になります。日本にもたくさんあり、自分の都合の合う場所と日時のクラスを選べます。
ガイドはありますが、先生がいるわけではなく、自分のペースで進めることができます。通常3分から5分のスピーチを自分で準備し、人前で話すという練習。みんな同じ目的で来ているので、お互いアドバイスします。例えば日本人に多い、考えるときに「Ah-」と言ってしまう度にブザーを鳴らしてくれて、意識的に少なくしようとする練習ができたり。人前で英語でプレゼンすることで、私は頭が真っ白になったりすることも多くありました。ただ、それを仕事以外のところで練習できていたので、仕事でそういうことがおきてもパニックにならなくなりました。またここではいろんな業界の人に会えるので、ネットワーキングとしてもかなりお勧めです。
※トーストマスターズとはこちら
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さて、私はというとこれからポルトガル語を勉強しなければなりません!キャー。どうなることやら。。。。ポルトガル語はスペイン語とイタリア語が混ざった言語なのですが、両方無知な私。。。いつも通り体当たりでやってみたいと思います!
今月のマクドナルドのトレ―の紙はロンドンオリンピックについて。
そろそろ、オリンピックのコミュニケーションが始まってきましたね―!わくわく!