農漁業および地場産業のIT 支援を行うフウドは、4月25日より、フェイスブックへの出店サービス「いいま!」の提供を開始した。
同サービスは、国内の中小企業、商店主、個人クリエイターを中心に、独自にはSNSでの販促システムを構築しにくい事業者に対し、容易にフェイスブック内での販売やPRを行うことができるようにするもの。原子力発電所事故に伴う農産物の風評被害支援として開発された販売PRシステムが基盤になっており、すでに複数の農漁業者やメーカーが導入している。
主な提供機能は、ショッピングカートや受注管理、アクセス解析などの販売支援。そのほか、リアル店舗との連動機能や、「いいね!」を押してくれたファンへの特別サービス、アンケート機能などがある。同社では、フェイスブックの特性上、顧客との交流を通じて販売が行えるため、これまで売りづらかった高付加価値製品の販売促進効果が期待できるとしている。
初期導入費30000円のほか、システム利用料(決済額の4%)とシステム維持費が必要となるが、7月31日までは無料サービスとして提供中。また、特定事業者向けの料金支援として、農漁業者、東北3県の事業者、「いいね!」数が100 未満の小規模事業者に関しては、初期導入費とシステム維持費を免除している。