このFluは「インフルエンザ」です。Bird Flu ならトリインフルエンザ。
You vs Ful の下に書かれた意味は、当店でインフルエンザの予防注射を打つと、ギフトカード5ドルをプレゼント。“ドラッグストアで、調剤薬局の薬剤師さんに予防注射を打ってもらうと、特典としてギフトカードがもらえる。”ちなみに料金は、日本円にすると3,000円くらいです。日本で行なったら、直ぐにニュースで大騒ぎになりそうなプロモーションです。
これを日本のプロモーションの何かのテーマに置き換える発想をしたら…
You vs ~(あなたは何かと戦う)をテーマやキャッチにすると、そこで訴求できる「商品」や「サービス」など新しい発見があるかもしれません。vs の対象はBusy(忙しさ)だったり、Age(年齢)だったり、Dry(乾き)だったり。日本と異なる米国の習慣や文化を比べて、何に使えるか工夫をしてみます。それがプロモーションをハカる意図です。
次回のテーマは、商品パッケージにおけるアナログとデジタルの魅力について。
倉林武也 「最新米国小売業からプロモーションをハカる」バックナンバー
- 第8回 「Buy one Get one Free ! 」の日本のプロモーションへの活用(4/17)
- 第7回 「米国でのスマートフォンのプロモーション活用 (1)(4/3)
- 第6回 「リアル店舗は、オンライン・ショッピングにおけるショールーム?」(3/19)
- 第5回 「日米における流通小売業の販促テーマの捉え方ブラック・フライデー?」(3/6)
- 第4回 「えっ、自動販売機で本当に売られているもの?」(2/21)
- 第3回 アロハシャツを着た店員さんと、これぞ!手書きPOP(2/7)
- 第2回 米国流通小売業におけるデジタル・サイネージの現状(1/24)
- 第1回 クーポンのアナログとデジタル(1/10)