ヘアオイルなどを中心とした化粧品メーカーの柳屋本店(東京都中央区)と明治大学商学部は20日、新しい広報戦略・コミュニケーション手法を研究、実践することを目的に産学連携プロジェクト組織「柳屋広報 明治大学支局」を同大学商学部内に設立した。
支局メンバーは、同大学商学部小川智由ゼミナールの3年生16人で構成。渉外、制作、メディア、企画の4部署に分かれ、柳屋本店の20~30代向けヘアオイル「柳屋あんず油」を、学生に対してどのように広報するかを企画し、実践する。同商品のイメージキャラクターである読者モデルの木野園子が支局の名誉局長を務める。
マスメディア離れが進んでいると言われる学生に有効な広報・コミュニケーション手法は何か、あんず油の広報活動を通じて研究する。
最終的には、「柳屋あんず油」の認知度の定点調査を比較検討し、来春には研究成果として論文発表する予定。
柳屋本店は2年前から、CSR活動の一環として学生支援を開始。将来の顧客となり得る学生への認知度を上げる目的もあり、「今回は広報組織を一部移管するという新しい取り組みで、ケーススタディの場を提供する」(広報担当)。