日本新聞協会が主催する第32回「新聞広告賞」の受賞作が5日発表され、広告主企画部門から選ばれる新聞広告大賞には「キリンビール仙台工場『これからも、宮城で。since1923』」(キリンビールマーケティング)が選ばれた。このほか、新聞広告賞10件(広告主企画部門5件、新聞社企画部門5件)、広告主企画部門は10件の優秀賞を、新聞社企画部門は5件の奨励賞を選んだ。
大賞の広告は、キリンビールマーケティングが2011年4月29日から11月29日まで4回シリーズで掲載したもの。東日本大震災で巨大ビアタンクの倒壊や海水の浸水などの被害を受けた同社の仙台工場が操業・出荷再開するまでの道のりを伝えた。復興に向けて歩む強い姿勢を伝えたことが評価された。広告会社は東北博報堂。
広告主、新聞社の両部門とも、今年度は東日本大震災からの復興をテーマにした企画が多く選ばれた。
今回の応募数は、広告主企画部門が前年度比24件減の418件、新聞社企画部門は3件増の39件。贈賞は10月19日、都内で開かれる「新聞広告の日」記念式典で行われる。
新聞広告賞の10点は次の通り。
【広告主企画部門】
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【新聞社企画部門】
河北新報社「東日本大震災復興キャンペーン 仙台七夕まつり『想いをひとつに』プロジェクト」
西日本新聞社「第60回全日本広告連盟福岡大会開催記念 広告特集 Dream More! PROJECT『宇宙兄弟×西日本新聞』」
岩手日報社、河北新報社、福島民報社、福島民友新聞社「3.11東日本大震災3県4紙合同プロジェクト」
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