いよいよスタートした、第50回宣伝会議賞。
今回も、広告界の最前線で活躍するクリエイティブディレクター、コピーライター、CMプランナーが審査員を務めます。その数、なんと100人!
このコーナーでは、審査員の皆さんが日替わりで毎日登場します。プロのコピーライターの皆さんは一体、どんなシチュエーションでコピーを生み出しているのでしょうか?宣伝会議賞のグランプリ、そしてコピーライターとしてのキャリアアップを目指す皆さんに向けたメッセージもお届けします。
今回も、広告界の最前線で活躍するクリエイティブディレクター、コピーライター、CMプランナーが審査員を務めます。その数、なんと100人!
このコーナーでは、審査員の皆さんが日替わりで毎日登場します。プロのコピーライターの皆さんは一体、どんなシチュエーションでコピーを生み出しているのでしょうか?宣伝会議賞のグランプリ、そしてコピーライターとしてのキャリアアップを目指す皆さんに向けたメッセージもお届けします。
本日は、オガワプロの小川英紀さんへのインタビューを紹介します。
最近のお仕事としては、トヨタ自動車「Re BORNキャンペーン」のWebサイトのコピーが挙げられます。
小川さんのコピーが盛りだくさんの「Re BORNキャンペーン」サイトはこちら。
——アイデアが浮かぶのは、どんな瞬間でしょうか?
小川さん ひらめくことがないので、机に座ってノートを開いて、時間の許す限りウンウンうなってます。
——コピーが生まれる瞬間は、意外なシーンばかりではありません。机の前でひたすら考える。この基本スタイルによって生み出されたコピーも、世の中の数多くの広告を彩っているのですね。コピーを考えるときの、マストアイテムと言えば何でしょうか?
小川さん ノートと、ボールペンと、辞書です。
——意外にほかの方から挙がっていなかったのが、辞書。言葉の用法をチェックするのはもちろん、言葉の宝庫である辞書からは、何らかのヒントも得られそうです。最後に、今年第50回を迎えた宣伝会議賞に、何かメッセージをいただけますでしょうか。
小川さん 言葉だけで応募ができて、言葉を審査して賞が決まるという基準が続く限り、とても意義深いと、いちコピーライターとして思います。
——言葉の使い手としてのテクニックももちろん大切ですが、それ以上に、コピーの対象の「何」を伝えるか。原点に戻って考えることの大切さに、いま一度気づかされます。
次回は、電通・薄 景子さんへのインタビューを紹介します。宣伝会議賞への応募経験もある薄さん。“脳みそをだましながら”臨んだという、当時のエピソードも話していただきました。お楽しみに!
小川英紀(オガワプロ/コピーライター)
主な仕事に、コスモ石油、アデランス、トステムなどがある。TCC新人賞、TCC広告賞など受賞。
【宣伝会議賞1分アドバイス バックナンバー】
- 玉山貴康さん「受賞できなかった悔しさが、今につながっている」
- 鵜久森 徹さん「アイデアを練る場所に、こだわりはない」
- 吉澤 到さん「クライアントがコピーライターに期待する役割はより大きく、重くなっている」
- 濱田雄史さん「一次と二次の審査結果を見ると、自分のコピーが“当たり”かわかる」
- 阿部光史さん「人の心に灯りを点すコピーを」
- こやま淳子さん「宣伝会議賞で、仕事では鍛えられない筋肉を鍛える」
- 横澤宏一郎さん「応募経験が、クリエイティブ職を目指す自信になる」
- 三井明子さん「たいくつな映画を観ているときにもコピーが生まれる」
『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。