宣伝会議賞1分アドバイス(16)安路 篤さん「コピーは、発見と切り口」

いよいよスタートした、第50回宣伝会議賞。

今回も、広告界の最前線で活躍するクリエイティブディレクター、コピーライター、CMプランナーが審査員を務めます。その数、なんと100人!

このコーナーでは、審査員の皆さんが日替わりで毎日登場します。プロのコピーライターの皆さんは一体、どんなシチュエーションでコピーを生み出しているのでしょうか?宣伝会議賞のグランプリ、そしてコピーライターとしてのキャリアアップを目指す皆さんに向けたメッセージもお届けします。

安路篤氏

本日は、大広の安路 篤さんへのインタビューを紹介します。
近鉄やサントリー、WOWOW、H.I.S.など幅広いクライアントを持ち、クリオ賞、日経広告賞、NY ADCなど国内外で受賞多数の安路さん。最近の仕事には、近畿日本鉄道の奈良、飛鳥キャンペーンの広告があります。
(※広告ビジュアルは宣伝会議10月1日発売号でもご紹介しますので、ぜひご覧ください!)

――コピーが浮かぶのは、どんな瞬間でしょうか?

安路さん 電車の中や、ファミレス、会社でのADとの打ち合せ中です。

――「コピーを考えるときは一人になりたい」派の方もいらっしゃいますが、他の人と話をすることで、得られるヒントも多そうです。コピーを考えるときの、マストアイテムと言えば何でしょうか?

安路さん コーヒー、雑談、アートディレクターです。

――ビジュアルを含めた、アウトプットのイメージをより明確に持つことで、見る人に伝わる、心を捉えるコピーが生まれるのかもしれませんね。最後に、宣伝会議賞の応募者の皆さんへのメッセージをお願いします。

安路さん コピーは、発見と、切り口です。あまり細かいことは気にしないで、ドドーンと太いコピーを書いてください。

――コピーライティングのテクニックももちろん重要ですが、それ以上に、目の付けどころがものをいうことも。応募者の皆さんには、他の人には見つけられない自分ならではの切り口で、「これは!」という一本を生み出していただきたいですね。

次回は、サーチアンドサーチ・ファロンの服部タカユキさんへのインタビューを紹介します。かつては、宣伝会議 コピーライター養成講座の受講生だった服部さん。そのメッセージにご期待ください!

安路 篤(大広/コピーライター)
1962年生まれ。主な仕事に近鉄、サントリー、WOWOW、H.I.S.などがある。TCC部門賞、TCC審査委員長賞、クリオ賞、日経広告賞、NY ADC賞など受賞。


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『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。
第50回 宣伝会議賞
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