TBSテレビは、29日放送のテレビ番組「オールスター感謝祭」と連動したスマートフォンアプリ「TBSキクミミ」の配信を、25日から開始した。
同アプリは国内初の、音声認識技術を活用した番組連動スマホアプリ。「オールスター感謝祭」おなじみの、CMへ突入する際に流れるBGMをアプリが認識、自動的にサイコロが振られ「赤坂5丁目ミニすごろく」を楽しむことができる。すごろくは止まったマスごとにポイントが設定されており、獲得ポイントに応じて番組グッズが当たるプレゼントキャンペーンへ応募できる仕組みとなっている。企画開発はカヤックが手がけた。
TBSテレビは、テレビとネットがお互いの機能を補完するという考えのもと、番組とスマートフォン、パソコンとの連動を強化。22日に放送された番組「キングオブコント2012」では、番組の公式裏チャンネルをWeb上に設定し、ライブ配信を行った。視聴者からは「テレビとパソコンを並べて楽しむことが新鮮だった」といった意見が寄せられており、TBSテレビでは双方を有機的に使用することで、番組の新しい楽しみ方の提供を目指している。
こうしたテレビと連動し、スマートフォンやタブレットにサブ的な番組関連情報を映し出す活用方法は「セカンドスクリーン」と呼ばれ、テレビ離れの進む視聴者を呼び戻すための手法として、アメリカではテレビドラマなどで既に導入が進んでいる。