ニトムズは、初のステーショナリーブランド『STALOGY』(スタロジー)を10月1日より全国で発売する。粘着カーペットクリーナー「コロコロ」をはじめ、粘着を応用した製品を展開している同社だが、これにより文房具業界に本格的に参入することになる。
『STALOGY』はアートディレクター 水野学氏率いるgood design companyのトータルディレクションのもと企画されたブランド。ニトムズがマスキングテープなどの粘着応用製品の開発で培ってきたテクノロジーを従来の製品以外に生かすことができないかと、2年前に社内でプロジェクトチームを発足し、さまざまな方向性を模索する中で見えてきたのが文房具だった。そして同社の考え方と方向性が合致していることから、水野氏にトータルディレクションを依頼し、1年以上かけて開発を進めてきた。
『STALOGY』は、「ありそうで、なかった」ステーショナリーブランド。文房具とヒトの関わり方の中から、過剰な装飾や機能を省き、必要な要素を見直し、本当に重要な要素を見つけ出し、いままでにありそうでなかったものに辿り着くことを目指している。粘着応用製品の技術を使った商品だけではなく、ノート、ボールペンなど幅広く、良質のプロダクトを開発していく考えだ。
『STALOGY』の13色展開のマスキングテープ。
10月1日からは両面テープ、ふせん、全13種類のカラー展開があるマスキング丸シール、ニトムズ独自の低粘度性インクを使ったボールペン、最もバランスの良い「上質紙 81.4kg」を採用したノートなど、使用者の利便性を追求した16アイテムが発売される。販路は従来のホームセンターや量販店ではなく、全国の文房具店が中心となる。