JTBは27日、ユーザーからのアイデアをもとに海外旅行商品をつくる“ソーシャル型”の旅行サービス「共感トラベラー」を開始した。これは、旅行会社が企画する従来型のパッケージツアーとは違い、ユーザーの趣味や実現したいことをユーザー同士が連携してツアーの内容を固め、それをJTBが商品化するというもの。
ユーザーが発案した旅行アイデアを専用サイトに書き込み、アイデアに共感する閲覧者とともにサイト上で旅行プランを具体化。そのアイデアに一定数の参加希望が集まると、JTBがこれまでの旅行ノウハウをもとに商品化する。特定の目的に特化した趣味性の高いツアーなど、これまでのパッケージツアーでは難しかった旅行をユーザーの好みにあわせて柔軟に商品化できるのが特徴。
サービスの企画・開発・運営は、ソーシャル旅行サービスを展開するtrippieace(トリッピース)の協力のもと行い、商品化はツアーの企画・仕入れ・手配・販売・添乗の機能を持つJTBグランドツアー&サービスが行う。「今後成長が見込まれるソーシャル旅行市場において、ユーザー主導型の新たな旅行スタイルを作っていきたい」(JTB広報室)としている。