【宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編】「できるだけその商品やサービスに直に触れよう」井上真木さん(29歳)

グランプリを目指す16人の挑戦者たちが、応募から結果発表までをつづる「宣伝会議賞チャレンジ宣言!」。第二弾は、「10月の試練」編です。どんなシチュエーションで考えている? 応募課題と向き合ってみての感想は? など、宣伝会議賞に実際に取り組みはじめてからのレポートをお届けします。1人目は、スポーツ業界から広告界に転身した井上さん。井上さんのプロフィールはこちらから。

「一日一課題」方式で課題に取り組む

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みなさん、煮詰まってますか。私は元気です。こんにちは、ジャズアップの井上真木です。10月です。宣伝会議賞の応募期間も折り返し地点を過ぎました。今日は、この賞に対する僕の取り組み方を紹介したいと思います。

61日間ある応募期間で、課題は50個。すべての課題に取り組みたいと思っているのですが、これだけ多くの商品やサービスに対して同時並行で考えを巡らすのは不可能に近いと思います。そこで考えた方法は、「一日一課題」。ひとつの課題について考える時間は1日24時間ですが、その代わり、その日に考えると決めた課題のことは1日中、まさに寝ても覚めても目一杯考える。このやり方で50日間(残り11日間は予備日です)、50個すべての課題に取り組んでいるところです。

本業のほうの進捗や、平日か休日かによっても力の入れ具合が多少変わってはきますが、今のところ特に目立った遅れなどもなく、万事つつがなく進捗しております。ありがとうございます。

思いを巡らせて考える

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できるだけ課題の商品やサービスに直に触れて考えています。

実際にいちばん課題のことを考えられるのは、やはり通勤時間でありましょうか。今まではときにぼーっと口を開けてただ音楽を聞いていただけの時間がとても有意義に使えている気がして、片道一時間半の時間も苦にならないと言ったら嘘になります。すいません。でも、頭が休まる暇がなくて楽しいです。脳みそしわっしわです。

もうひとつ気をつけていることがあるとすれば、写真にもありますが、「できるだけその商品やサービスに直に触れよう」ということです。想像上で考えるコピーと、その商品の良いところも、「あれっ? これそんな感じなん? そんな感じなんだ・・・へぇ・・・」的なところもすべて体感した上で考えるコピーとは、やはり違うと思うのです。

「家や車が課題の場合にはどうするんだ」、という意見には、一庶民の私にはぐうの音も出ずどうすることもできないので、想像力をフルに働かせるしかありませんが・・・。手の届く範囲の商品やサービスはできるだけ体感して、その商品と対峙したときの気持ち、使ってみたときの印象、それを使う人のストーリーなどに、思いを巡らせていこうと考えています。

応募期間も残り約半分。課題に取り組み始めた日の暑さはどこかへ行ってしまい、最後の課題の日には寒ささえ感じるようになっているかもしれません。この素晴らしくて忙しい10月を、できる限り楽しみたいと思います。


明日は、森本祥司さん(28歳)の「宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編」をお届けします。挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

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『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。
第50回 宣伝会議賞
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