宣伝会議賞1分アドバイス(30)神田祐介さん「信じて書き続ければ、奇跡は起こる」

9月1日からスタートした第50回宣伝会議賞。10月31日の締切が徐々に迫ってきています。

アドタイでは今回、審査員を務めるクリエイターの皆さんから応募のアドバイスを一問一答でいただき、順次紹介しています。短い、シンプルな内容ではありますが、その言葉の節々にコピーを生み出すヒントが詰まっています。

宣伝会議賞の入賞、そしてコピーライターとしてのキャリアアップを目指す皆さんに向けたメッセージもいただきました。ぜひお役立てください。

本日は、博報堂クリエイティブ・ヴォックスの神田祐介さんへのインタビューを紹介します。最近の仕事としては、ダイハツ TANTO CUSTOMのテレビCM「林家ペー」編が挙げられます。俳優・オダギリジョーさん扮する“林家ペー”を起用したユニークなCMが、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
TANTO CUSTOMのCM動画はこちらでも見られます。

——コピーが浮かぶのは、どんなシーンでしょうか?

神田さん 会社の机に座ってじっと考えながら、ふと天井を見たときです。

——意外(?)と、コピーは会社のデスクで考えるという方も多いですね。コピーを考えるときの、マストアイテムと言えば何でしょうか?

神田さん ペン、A4の白い紙、おいしい飲み物です。

——コピーライターを目指す応募者の皆さんに、メッセージをいただけますでしょうか。

神田さん こんな歴史がある賞の記念すべき年に、僕のようなしょっぱい人間が審査に携わることができるなんて、もう、高校生くらいの時からは想像もできなかったような奇跡でありまして、ああ、やっぱり何かを信じて続けることは大切なんだなあ、と。コピーも信じ続けて、書き続ければ、きっと奇跡が起きたりするかもしれませんよ!

——30万通以上の応募作品の中から、受賞できるのはわずか50点ほど。しかし、「信じ続けて、書き続ける」人であれば、誰もが受賞の可能性を持っているのも事実です。残り16日間、皆さんにはぜひ悔いのないよう、最後まで全力で取り組んでいただきたいですね。

次回は、西鉄エージェンシーの占部邦枝さんへのインタビューを紹介します。宣伝会議賞での受賞経験もお持ちの占部さん。当時の取り組み方のコツも教えていただきました。お楽しみに。

神田祐介(博報堂クリエイティブ・ヴォックス/CMプランナー、コピーライター)
1979年生まれ。主な仕事に、ダイハツ「TANTO CUSTOM」、日本コカ・コーラ「Sprite」「Fanta」、
ソニーなど。ACCゴールド、TCC賞、TCC新人賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門など受賞。


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『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。
第50回 宣伝会議賞
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