【宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編】「一心不乱に書き続けるモチベーションとの戦い」和泉真さん(24歳)

グランプリを目指す16人の挑戦者たちが、応募から結果発表までをつづる「宣伝会議賞チャレンジ宣言!」。第二弾は、「10月の試練」編です。どんなシチュエーションで考えている?応募課題と向き合ってみての感想は?など、宣伝会議賞に実際に取り組みはじめてからのレポートをお届けします。10人目は、前回の宣伝会議賞でファイナリストに残った和泉真さんです。挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

「自分にとってコピーとは」ぐるぐる考え始めてしまった

和泉 真さん
和泉さんのプロフィールは
こちらから。

宣伝会議賞が始まって半分の期間が過ぎました。予定通りに進んだ人、そうでなかった人といると思います。僕はと言いますと、予定通りには全く進みませんでした。要は、全然できていません。たぶん、500本くらいしか書いてないです。

宣伝会議賞は、モチベーションとの戦いだと思います。9月、10月と、一心不乱にコピーを書き続けるモチベーションをいかに保てるかがカギとなると思うのですが、僕はうまくできませんでした。

宣伝会議賞に取り組んだり、毎日の仕事に取り組んだりする中、ふと、「世間にとって広告とはなんなのか」、「自分にとってコピーとはなんなのか」みたいなことを考えだしたら、コピーを書く手がぴたりと止まってしまいました。自分はいつも誰のために、なんのために広告をつくっているのか。その意味とか価値ってなんなのか。そういったことを、ぐるぐると考え始めてしまいました。そして、まだ抜け出せていません。

コピーを書くことは楽しいです。これだ、というコピーを書けた時は、それまでの疲れが一気になくなるくらいの気持ちになります。

ですが、僕は天才でも秀才でもないので、楽しく書いているだけでは、会心の一言は見つけられません。良いコピーが出た場合は結果として楽しいだけで、それまではただただ辛い時間が続きます。まあそれも含めて、コピーを書いている時は好きなのですが、最近どうもアクセルがうまく踏めない日々が続いています。

ファミレスで集中していると、いいコピーが生まれる

和泉 真さん

モヤモヤしながら書きつつ、どこかでアクセルを踏みたい。

こうしてうだうだ悩んでいる時にも、周りの人たちは、TCC賞や宣伝会議賞に向けて頑張っています。みんなにどんどんおいていかれることにとても焦るのですが、自分の気持ちがすっきりできないと良いコピーも生まれないと思うのです。どうすればいいのかとモヤモヤしながら、なんとなくコピーを書いてしまっている。そんな最近です。とにかく何も考えずに書いていればなにか糸口が見えるのでしょうか。

ちなみに、ふだんは仕事終わりにファミレスにこもってコピーを書くという場合が多いです。通勤中や仕事以外の細々とした時間にももちろん考えてはいるのですが、ファミレスで集中している時がいちばん良いコピーが見つかるパターンが多いです。課題によっては書きにくかったりする時もありますが、そういった苦手意識を克服できるのも宣伝会議賞の良いところだと思うので、書きにくくてもスルーしないで取り組みます。

残り1カ月を切った今、なにかきっかけを見つけて、アクセルを踏みたいです。たぶん、そのきっかけは自分の中にあると思うので、頑張ります。


明日は、佐久間仁美さん(25歳)の「宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編」をお届けします。
挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

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『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。
第50回 宣伝会議賞
第50回 宣伝会議賞
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