【宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編】「ダメな企画を99案考えると、最後に素晴らしい1案と出会える」富山忠彦さん(37歳)

グランプリを目指す16人の挑戦者たちが、応募から結果発表までをつづる「宣伝会議賞チャレンジ宣言!」。第二弾は、「10月の試練」編です。どんなシチュエーションで考えている? 応募課題と向き合ってみての感想は? など、宣伝会議賞に実際に取り組みはじめてからのレポートをお届けします。14人目は宮古島産コピーライターの富山忠彦さんです。富山さんのプロフィールはこちらから。

生みの苦しみが企画を考えるときの醍醐味

富山忠彦さん
富山さんのプロフィールは
こちらから。

おはようございます。ただいま、早朝5時55分です。(松井の背番号ですね。いや、こんな朝っぱらからしょうもないこと言ってすいません)。なぜこんな時間に原稿を書いているかというと、こんな時間しか自由な時間が無いから。

そして、なぜこんな時間に原稿を書いているかというと、原稿の締め切りから1週間も過ぎているから。ひ〜、編集部の担当者様すいません。。。

富山忠彦さん

宮古島の朝、5時55分。

ま、そんなことはさておいて(あ、担当者さん、ごめんなさい)。9月から一年ぶりにコピーを書き始めて、久しぶりにこの苦しい幸福感を味わっています。何も出ない!この苦しさ。そこから、あ、何か出そう!あ、出る、出る、もうすぐ出そう、出た〜!みたいな。(何か便秘のひとの会話みたいになってすいません。)まぁ、せっかく出たコピーが、スーパーコピーとは限らないんですけどね。

僕としては、この生みの苦しみってのが企画を考えるときの醍醐味なんじゃないかな〜って思っています。どんどんアイデアが出るうちは、まだまだで出なくなってからが、勝負みたいな。

コピーを考えているときのこの何も出てこない苦しさ。宮古島の早朝、シーンと静まりかえった部屋で10月末の締め切りまで、この苦しさと仲良くやっていきます。

いい企画はダメな企画の積み重ねの頂上で見つかる

ちなみに、ぼくの企画法ですが。ダメな企画をたくさん考えるってことです。どちらかというと、体力勝負。ぼくの肌感覚からいうと、いい企画ってダメな企画を積み上げていってその頂上で見つかるもの。という気がしています。

ダメな企画を99案考えると、最後に素晴らしい1案と出会える。

まぁ、地道で辛い作業ですけど、ね。

かの巨匠アートディレクターは言いました。
「締め切りが、仕上がり」。
この名言をしっかりと胸に刻んで今日も僕は机に向かいます。

そして、一週間締め切りをオーバーしてしまいましたがこの仕上がりを以て、僕のコラム原稿の締め切りと代えさせて頂きます。(代えられるかっ!いや、ほんとごめんなさい。次回の締め切りは、厳守します)。


月曜日は、高倉宏侑さん(21歳)の「宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編」をお届けします。
挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

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『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。
第50回 宣伝会議賞
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