宣伝会議賞1分アドバイス(40)池田定博さん、倉成英俊さん、芳谷兼昌さんからのコメントをご紹介!

9月1日からスタートした第50回宣伝会議賞。10月31日の締切が徐々に迫ってきています。

アドタイでは今回、審査員を務めるクリエイターの皆さんから応募のアドバイスを一問一答でいただき、順次紹介しています。短い、シンプルな内容ではありますが、その言葉の節々にコピーを生み出すヒントが詰まっています。

宣伝会議賞の入賞、そしてコピーライターとしてのキャリアアップを目指す皆さんに向けたメッセージもいただきました。ぜひお役立てください。

9月にスタートしたこのインタビュー企画も、今回でとうとう最終回です。前回に引き続き、今回も3人の審査員の方からいただいたメッセージを紹介します。

池田定博

まずは、電通関西支社の池田定博さん。最近の仕事としては、象印マホービン 炊飯ジャー テレビCM「羽釜の歌(苦労)」編があげられます。象印のCM動画はこちらでも見られます。間もなくスタートする審査への思いを寄せていただきました。

「審査していると、へぇーっと思ったり、自分を反省したり、いろいろなことが経験できます。負けないようにがんばります」

池田定博(電通関西支社/クリエーティブディレクター)
1968年生まれ。大日本印刷、ガルデザインシステムを経て現職。主な仕事に象印マホービン、
京阪電気鉄道、サントリーなどがある。ACCラジオグランプリ、TCC部門賞、ADC賞、OCCクラブ賞など受賞。


倉成英俊

2人目は、電通の倉成英俊さんです。アイデアを練る時のマストアイテムは「まじめさ、ふまじめさ、好奇心」という倉成さん。コピーライターとして今思うことと、宣伝会議賞への応募時代のエピソードをコメントとして寄せていただきました。

「最近、『日本再生戦略』とか言っているけど、タイトルからすでに最悪。『再生』というところから、『昔は良かった』っていう空気がにじみ出ている。20世紀のまま。良かったわけないじゃん。みんなで脱ステレオタイプ。21世紀の“前例係”になろうよ。そこに僕らコピーライターは役に立てるはずだ。宣伝会議賞に関するエピソードとしては、応募して没だったコピーが、実はその後、某メジャー飲料の年間スローガンになったことがあります」

倉成英俊(電通/ポテンシャルディレクター)
主な仕事に、JAPAN APEC総合プロデュース、東京モーターショー2011再復活戦略プロデュース、IMF世銀総会プレゼンテーション戦略、佐賀県国際広報PRビデオほか。カンヌ国際広告祭、NY ADC、キッズデザイン賞、グッドデザイン賞ほか受賞。


芳谷兼昌

そして最後、3人目は、電通の芳谷兼昌さんです。コピーを書く時のマストアイテムは、「資料とPCと“潤すもの”」という芳谷さん。最近の仕事としては、俳優・小栗旬さんを起用した、味の素のテレビCM「ほんだし」活用術などがあげられます。CM動画はこちらでも見られます。毎年、審査員として多くの応募作品を見ていて思うことを、コメントとして寄せていただきました。

「いろんな時代があるけれど、人間が思いつくことって、おもしろいですね」

芳谷兼昌(電通/コピーライター)
1970年大阪市生まれ。主な仕事に、味の素、NHK、TDKなどがある。TCC最高新人賞、TCC賞など受賞多数。

全40回にわたって連載してきた「1分間アドバイス」、いかがでしたか?シンプルな言葉の数々から、コピーを書く時の意識やコツ、コピーライターという仕事の可能性など、応募に役立つヒントを感じ取っていただけたでしょうか。

第50回宣伝会議賞も、応募締切まで残り2日。長いようで短い2カ月、皆さんそれぞれが持てる力を出し切って作品づくりに臨まれたことと思います。今年も、皆さんの「これは!」という1本と出会えるのが楽しみです。

作品募集はあと2日で締切となりますが、来年2月には一次審査通過者の発表、そして3月にはグランプリ発表とニュースが続きます。宣伝会議賞事務局からも『宣伝会議』本誌やアドタイ、フェイスブックページなどで定期的に最新情報をお伝えしてまいりますので、引き続き、ぜひご覧ください!

【宣伝会議賞1分アドバイス バックナンバー】


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『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。
第50回 宣伝会議賞
第50回 宣伝会議賞
第50回 宣伝会議賞
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