広告クリエイターが被災地に送るカレンダーを制作 「OACクリボラカレンダー展」開催

日本広告制作協会(以下、OAC)による「第4回OACクリボラカレンダー展」が11月6日まで、三越銀座9階銀座テラス テラスコートにて開催されている。

本展はOACが、クリエイティブパワーを生かしたボランティア活動として2006年から行っている展示会「OACクリボラ展」の4回目。これまでは、エイズや環境問題をテーマに、6000名以上のクリエイターが所属する同協会の会員社ならびに賛助会員である学校法人など、プロとプロを目指す広告クリエイターから作品を募集・展示。「子どものエイズ撲滅キャンペーン」(第1回・第2回)、「地球環境」(第3回)をテーマに、社会問題に対する啓発を行ってきた。

第4回目となる今回は『届けたい。「心和むカレンダー2013」』がテーマで、東日本大震災に被災し仮設住宅に暮らす人々に届ける、カレンダー作品のデザインを募集。62作品が展示されている。また、応募作品の中から12点(1年分)のデザインを選んでカレンダーを作成。展示会場でチャリティー販売されるほか、売上金全額の義援金とともに、岩手県大槌町にある約50ヶ所の仮設住宅や集会所へ寄贈する。震災から約1年半、復興支援や被災地への関心が低くなっている今、OACとしてはこの活動を通じて、さらなる復興支援の継続を訴えていきたい考えだ。

なお、本展は東京での展示終了後、大阪、名古屋(会場:国際デザインセンター、予定)、2013年2月に仙台(会場:仙台三越、予定)での巡回展および国内学校巡回展(会場未定)を予定。なお大阪展は、11月19~22日に電通 関西支社1階ロビー(大阪市北区堂島2-4-5)にて開催される。



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