10月31日に応募が締め切られた国内最大規模の公募広告賞「第50回宣伝会議賞」(宣伝会議主催)の作品集計がこのほどまとまり、応募点数が過去最高となる38万3500点を記録した。これまで過去最高だった前回(第49回)の33万830点から、5万2670点増加した。
宣伝会議賞は、広告表現のアイデアをコピーとCM企画で競う公募形式のコンペティション。1962年、雑誌「宣伝会議」の創刊100号を記念して創設された。企業の実際の商品を課題としており、今回は50社が課題を提供した。作品の内訳は、キャッチフレーズが37万3481点、テレビCMは7825点、ラジオCMが2194点。
応募点数は、40回目の2002年に10万点を初めて突破。05年に20万点を超え、さらに09年に30万点を突破した。以降、年々増加を続けていた。
今回、50回の節目を機に、応募方式を一部変更。これまで郵送で作品を受け付けていたが、デジタル応募に切り替わった。また応募点数については、1課題につき30点までという上限を設けた。グランプリほか主要賞の発表は2013年3月14日に東京国際フォーラムで開催される贈賞式にて行う。