無印良品を展開する良品計画は、同社の企業メッセージを伝える写真集『PERU ALPACA ペルー アルパカ』を11月26日に全国の無印良品および書店で発売する。写真集は、10月26日から全国の無印良品で掲出中の企業メッセージポスター「人類は温暖か。」の撮影記録をまとめたもの。
「アルパカといえば白い毛」というイメージが一般化しつつあるが、これは市場のニーズにあわせて品種改良が重ねられ、人為的に白色化を進められた結果。もともと大多数を占めていた茶や黒などの有色のアルパカは、今や絶滅の危機に瀕しているという。
同社はこの状況を受け、有色のアルパカの毛を使用した衣類やファブリック製品など、
染色をしない、原毛の風合いを生かしたものづくりに取り組んでいる。
ポスター写真の撮影は、全世界のアルパカの90%以上が生息するペルーを旅しながら行われ、雄大な自然や、そこに住む人々、そして激減する有色アルパカの姿をとらえた。
この旅の記録をまとめた今回の写真集には、「そこにしかなく、そのままでよく、未来もそうあってほしいもの。」を大切にしたいという、同社の思いを込めている。撮影は写真家の上田義彦氏、写真集内の文はデザイナーの原研哉氏が手掛けた。
ペルーでの旅の記録は、無印良品の公式サイトでも紹介されている。