熊本県は13日、阿蘇地域の認知度、好感度を高めるための首都圏向け広報活動を担う事業者の募集を開始した。7月の熊本広域大水害で被災した同地区の復興を支援するのが狙い。広報期間は12月から来年3月までで、予算は1200万円。提案書は今月22日に締め切り、月内に選考を終える予定。
ターゲットに据えるのは首都圏在住の20~40代OL層。冬と春の景観や温泉、グルメ、パワースポット、美容など、阿蘇地域の魅力を発信するWebサイトを開設するほか、来年1月29日から2月9日まで東京・丸の内で開催する熊本の食のイベントを告知する交通広告を地下鉄丸ノ内線で行うことが条件。そのほか、旅雑誌やWebサイトへ阿蘇の魅力やイベントのパブリシティ掲載を求めている。
県によると、話題性があり、検索したり共有したりしたくなるような内容かどうかを選考基準としており、ソーシャルメディア上での話題の拡散を期待していると見られる。