【宣伝会議賞チャレンジ宣言(3)安堵の11月編】「2カ月みっちりコピーを書く時間があった以上、覚悟して言います。865本全部自信あり!」森本祥司さん(28歳)

グランプリを目指す16人の挑戦者たちが、応募から結果発表までをつづる「宣伝会議賞チャレンジ宣言!」。第三弾は、「安堵の11月」編です。10月31日で応募締め切りを迎えた宣伝会議賞について振り返りながら、最終的な応募本数や手応えを報告いただきます。2人目は、趣味の大喜利の技術を活用しコピー制作に取り組んだ森本祥司さんです。森本さんのプロフィールはこちらから。

応募開始時よりもかしこくなった気がします。

宣伝会議賞に参加された皆さま、お疲れ様でした。最低限のアルバイトと無謀な転職活動しかしていない自分には毎日取り組む時間がありましたが、授業や試験やレポートのある学生の方や、早朝から深夜まで仕事をされている社会人の方、主婦という最高に忙しい仕事をされているお母さん方にとって、睡眠時間をすり減らす日々だったと思います。僕はものすごいハンデをもらっているなぁと思う2カ月でした。すみません。

865本、応募しました。目標は1500本でした。全然届きませんでした。1500本の自信作をつくるには実力が足りませんでした。わりと早い段階で宣伝会議さんのほうから「1500本応募済みの方も続出中」というお知らせがあり、たいへん焦りました。

でも、不足していようが、持っている実力は出し切りました。865本には、大喜利魂込められました。コピーを書けば書くほど頭が鍛えられているような気がして、9月頭の開始時点よりもだいぶかしこくなったような気がします。挑戦してよかったです。ありがとうございます、宣伝会議賞。

実力を出し切るのに精一杯で、実力以上のものを出す余裕がなかった。

11月_モリモト_ph

後悔もめちゃくちゃありますが、865本は本当に自信作です。

ただ、悔いがまったくないわけではありません。というのも、応募が締め切られた直後に「もっと、やってはいけないことをやればよかった」という感情が襲ってきたからです。

あるコピーライターの方がおっしゃっていた「ひとつの課題につき5本は、自分が絶対にダメだと思うものを出すといい」という言葉がファーっとよみがえってきたのです。自分が出したコピーは、自分自身の狭い尺度で良しとしたものばかりではなかっただろうか、もっとはじけたものが出せたのではないだろうか、チャレンジする時間はあったんじゃないだろうか、と後悔の念が襲ってきました。

つまりこの2カ月では、自分の持っている実力を出し切るのに精一杯で、実力以上のものを出す余裕がなかったということです。実力以上のものを出す実力、というとよくわからないですが、宣伝会議賞のグランプリという数十万倍の倍率を勝ち抜くコピーを書くには、実力以上のものを出す必要が僕にはありました。

1日しかない入試とかプレゼンとかであれば「実力以上を出そうとすると緊張するから実力を出し切ることに集中しよう」と考えるのがいいと思いますが、2カ月もあればもっとガツガツしてよかったなぁと、めちゃくちゃ思います。「まったくないわけではない」ではなく、めちゃくちゃありますね、悔いが。

というわけで、自信があるのが良いことかどうかはよくわからないのですが、応募作品に対して自信があるかと聞かれれば、それはもう本当に、自信があります。

あまりここで下手なことを言うのは縁起が悪いというか、自信満々を高らかに叫んでいる人が最後に栄冠を手にしているシーンを想像できないというか、本当は自信なんてあってもなくても「ない」と言いたいところです。でも、2カ月みっちりコピーを書く時間があったというハンデをもらった以上、恥は人一番かく覚悟をしようと思います。865本全部自信あります!

一次審査の結果発表は2月1日。それまで、恐ろしい量のコピーをジャッジしていかれる審査員の方々を想像しながら、自分のコピーに手をとめていただけることを祈っています。


明日は、高倉宏侑さん(21歳)の「宣伝会議賞チャレンジ宣言(3)11月の安堵編」をお届けします。
挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

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