すぐ目の前にコピーを書く仕事がある、幸せを噛みしめる。
こんにちは。郡司です。
ついに2ヵ月間の戦いが終わりました。
取り組んでいた皆様お疲れ様でした。
2ヶ月間で書いたコピーは5,900本。応募したのは48課題。48課題はすべて上限の30本を応募したので、応募総数は1,440本でした。
10月に入ってから、仕事の関係で書くペースは落ちてしまいましたが、毎日コツコツ書き続けて、リズムを崩さないようにしていました。2ヵ月間それなりにストイックに取り組めたことには満足しています。
上司から「最初のうちはコピーは運動だと思って書き続けなさい」と言われています。時には立ち止まって考えたり、整理したりすることも大事だと思いますが、まず手を動かして、コピーを生み出し続ける。この賞でもそれができたことは良かったです。
選定作業は、自分の中で一次審査、二次審査、三次審査を行って絞っていきました。まず客観的に、次に懐疑的に、最後は直感的に。中には600本ほど書いていた課題もあったので、なかなか骨が折れる作業でした。
また、今回48課題に取り組んでみて思ったことは、応募は10~15課題に絞り、1課題最低300本を目標に書いたほうがいい、ということ。100本程度しか書けていない課題は、切り口が他のひととかぶってしまう可能性が高いから、というのが理由です。なんとなく分かっていたことではあったのですが、実際にやってみて改めてそう思いました。
今回の宣伝会議賞の応募総数が、過去最高の38万3500本ということですが、結局はいいものが選ばれていくだけだと思うのであまり気にしていません。さかのぼっていけば、グランプリはたった1本のコピーなわけですからね。
過去の宣伝会議賞を振り返ってみると、応募が終わった後は、解放感とともに、もうコピーが書けないという寂しさでいっぱいでした。でも、今年はそれがありませんでした。解放感も、寂しさもない。その理由は、すぐ目の前にコピーを書く仕事があるからだと思います。仕事として企画ができる幸せ。コピーが書ける幸せ。そんな幸せを、改めて感じさせてくれた第50回宣伝会議賞でした。
最後に、膨大な量のコピーを審査していただける審査員の皆様、たくさんの想いがつまったコピーたちを、どうか可愛がってあげてください。宜しくお願いします。
今回はここまで。また会いましょう。
明日は、中島彰則さん(33歳)の「宣伝会議賞チャレンジ宣言(3)11月の安堵編」をお届けします。挑戦者16人のプロフィールはこちらから。
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