室山加奈子(シナジーマーケティング 営業部西日本企画制作グループ ディレクター/宣伝会議コピーライター養成講座 2012年春基礎コース、Web&広告プランニング講座2011年秋 修了)
はじめまして。このたび12月のリレーコラムを担当することになりました、室山加奈子と申します。大阪にあるシナジーマーケティングという企業のマーケティングを支援する会社でWebディレクターとして働いています。
経歴は大学卒業後、アルバイト→制作会社でのWebディレクター→クライアント企業でのWeb担当→制作側の会社でのWebディレクター(現職)ということで、いわゆる「広告の人」ではないわけですが、もっと言うと若手と言うにはかなり苦しいわけですが、そんな私がなぜコピーを学んだのかをテーマにしたいと思います。1カ月お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
早速ですが、なぜWebディレクターの私が宣伝会議コピーライター養成講座を受講したのか。
理由はいくつかあります。
一番大きな理由は「Webディレクターもクリエイティブの良し悪しがわかった方がいい」と思ったから。第1回はそのお話です。
Webディレクターの仕事は、Webサイトを作ったり、運用したりする際の企画・設計・進行管理が主な仕事ですが、関係する情報の分野は多岐にわたります。デザイン・技術・クリエイティブ・仕組み・広告・クライアントのビジネスモデルなどなど。Webサイトは企業や商品のインターネット上の顔でもあるので、いわゆるWebの知識に加えて、企業に関することも守備範囲になります。
今ではどんな企業でもWebサイトを持っています。ECを運営している企業も多いですよね。そんな中、実は「インターネットはよくわからへん!」という企業が多い現実もあるわけです。多くの場合、Web制作会社はクライアントからもらった企画や原稿をWebサイトにします。
しかしですね、その原稿を書く人が「企画とか原稿とかよくわからへんけど、きっと制作会社さんが・・・!」と思っていて、さらに制作側が「お客さんがこう言ってるんだし・・・!」と思っていたら。
あぁ、恐ろしい。
これはまさに、以前の私でした。
今や、ECではコピーひとつで売り上げが大きく変わる時代。
プロ並みのコピーは書けないとしても、良し悪しが判断できないのはマズいんじゃない?
私がコピーを学ぼうと思ったのはこの思いと、近年登場した「ソーシャルメディア」が大きく影響しています。
次回はソーシャルメディアとコピーについて書いてみたいと思います。
室山加奈子(むろやまかなこ)
シナジーマーケティング 営業部西日本企画制作グループ ディレクター。1979年生まれ。関西大学総合情報学部卒業後、書店アルバイト、制作会社とクライアント企業両方でのWebディレクターを経て2012年10月から現職。宣伝会議コピーライター養成講座 2012年春 基礎コース、Web&広告プランニング講座2011年秋 修了。
コピーライター養成講座卒業生が語る ある若手広告人の日常
- 2012年11月 小野勇樹「いちデザイナーが感じる、言葉の大切さ。」
- 2012年10月 貝洲岳洋「(極私的)広告セレンディピティ(1)」
- 2012年9月 林潤一郎「よく考えない。」
- 2012年8月 小林麻衣子「女子力」より「おっさん力」
- 2012年7月 杉山元規「悩める29歳(1)」
- 2012年6月 栗栖周輔「学歴なし、職歴なしで広告業界に入るには」
- 2012年5月 永友鎬載「僕の失敗(1)」
- 2012年4月 大津健一「幸運の女神は最終講義で微笑んだ」
- 2012年3月 大重絵里「考え続けられる人が、輝いている」
- 2012年2月 山川力也「コピー」じゃなくて、「いいコピー」を書くために。
『コピーライター養成講座』
講師は一流のコピーライターが直接指導 プロを育てる実践型カリキュラム
いまでも多くの有名クリエイターを輩出している本講座。幾度かの改変を経て、内容を一新。コピーやCMといった、広告クリエイティブだけでなく、インタラクティブ領域のコミュニケーション、マーケティングやメディアクリエイティブなど、さまざまな視点からコミュニケーションを構築する能力を養い、次世代のクリエイターを育てます。