12月4日、マッキャン・ワールドグループはアダプテーション業務およびプロダクション業務を専門とするグループ会社、クラフト ワールドワイドをグローバルで発足したと発表した。ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京、上海、シンガポール、メルボルンなど世界各国に23の拠点を持ち、コピーやクリエイティブコンテンツの翻訳/ローカライゼーション、文化的適切性のコンサルティングを含む世界レベルのアダプテーションサービスを行う。またそれぞれの拠点流通のネットワークを活用し、制作したプリント、デジタル、ビデオメディアの最終制作物を世界各国に届ける。マーケティング業務のコンサルティングサービスも実施していくという。
「広告、アダプテーション、デザイン、プロダクションの分野で豊富かつ確固たる実績を持つ業界でもトップレベルの人材を集めている」とクラフト ワールドワイドのCEO、フレッド・シュースター氏はコメントしている。
この発足により、クラフト ワールドワイドはマッキャン・ワールドグループ傘下の8番目のマーケティングソリューションの提供組織となる。現在、ニューヨーク、ロンドン、シンガポール、トロント、マンチェスター、パリ、ミラノ、オスロ、マニラ、ブカレスト、ムンバイ、サンティアゴ、ブダペスト、ヨハネスブルク、サンパウロ、東京、上海、シドニー、クアラルンプール、デトロイト、バンコク、メルボルン、ニューデリーにオフィスを構え、2013年以降はさらに拡大する予定。全てのオフィスを「クラフト・クラウド」と呼ばれるテクノロジー・プラットフォームでつなぎ、機密性の保持、およびネットワーク内流通の効率性を図る。
日本におけるクラフト ワールドワイドは今年8月に設立、役員 / 代表取締役社長を三溝広志氏が、取締役 / オペレーション統括を武田英彦氏、三田晴之氏が務めている。