映像文化発展のため、映像クリエイターの発掘・育成・映像技術の向上と業界の活性化を促進し、若手のモチベーションアップと人材育成を目的とする「JAC AWARD」。今年で、6回目となる「JAC AWARD 2012」の各賞の発表が行われた。
本年度は、プロデューサー12社・27名、プロダクションマネージャー12社・32名の応募があった。
35歳以下、あるいは35歳を過ぎていても経験年数が5年以下のプロデューサーを対象とした「リマーカブル・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのは、電通クリエーティブX 城殿裕樹(きどの・ひろき)さん(31歳)。コカ・コーラ ゼロのTV-CM「ワイルドニュースキャスター」篇で、出演者の清楚なイメージを一新さるために新しいスタイリストを提案し、さらにロックの精神を理解してもらうためにギターの先生も併せて提案し、プロダクション競合に打ち勝ち、プラスαの演出手法の提案によって、コンセプトを見事に表現したセンセーショナルな作品に仕上げたことが高く評価された。
28歳以下、あるいは28歳を過ぎていても経験年数が5年以下のプロダクションマネージャーを対象とした「リマーカブル・プロダクションマネージャー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのは、電通クリエーティブX 関西支社 宮本理香さん(31歳)。ムラタ漢方「梅花五福丸」のTV-CMで、大阪・兵庫のバッティングセンターをくまなく回り最適なロケ地を選択し、野球経験の全くないおばあちゃん達のグローブにテグスを括りつけプロ野球選手のような捕球を再現させ、質の高い作品に仕上げたことが評価された。
両賞のファイナリストは以下の通り。
なお、来年1月8日(火)にJAC AWARD2012表彰式が行われる。
リマーカブル・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー
電通クリエーティブX 城殿(きどの)裕樹(ひろき)(31歳)
【応募作品】
コカ・コーラシリーズ/NTTシリーズ/横浜ゴム ミニストップ 店頭VTR・WEB MOVIEシリーズ
リマーカブル・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー ファイナリスト
AOI Pro. 加藤(かとう)久哉(ひさや)(35歳)
【応募作品】
androp「Bright Siren」/ZIMA「ZIMA Party Shuttle」/NHK「TECHNE 映像の教室」
太陽企画 泉家(いずみや)亮太(りょうた)(29歳)
【応募作品】
東京メトロ・企業「メトロは、すすむ、すすめる。」/エステー・脱臭炭「備長炭のスミスくん」篇/avex entertainment/EXILE ATSUSHI「Ooo baby」
電通クリエーティブX 藤岡(ふじおか)将史(まさふみ)(34歳)
【応募作品】
HONDA・internavi dots vision/サントリー・金麦糖質70%オフ「白い家」篇/サントリー・オールフリー「ぬれぎぬの夏」篇
二番工房 熊倉(くまくら)康介(こうすけ)(34歳)
【応募作品】
WOWOW「3CH 開局 青・赤・緑」/LION・企業「タイムスリップ家族」篇/WOWOW「ライブ EURO2012 開幕前」
ハット 勝屋(かつや)弘之(ひろゆき)(38歳)
【応募作品】
パナソニック・企業「10年後の自分へ」篇/パナソニックエナジー社・グローバルエボルタ「good bye unhappy」/パナソニック・ナイトカラー2012
リマーカブル・プロダクションマネージャー・オブ・ザ・イヤー
電通クリエーティブX 関西支社 宮本(みやもと)理香(りか)(31歳)
【応募作品】
ムラタ漢方・梅花五福丸「三人」「キャッチャー」「野手」篇/サンテレビジョン・企業「ラーメン屋」「たこ焼き屋」「寿司屋REPLAY」篇/エヌ・ティ・ティ・ドコモ・ドコモ2011冬/Xiタブレット インフォマーシャル
リマーカブル・プロダクションマネージャー・オブ・ザ・イヤー ファイナリスト
ギークピクチュアズ 中井(なかい)真也(しんや)(28歳)
【応募作品】
BOSSゼロの頂点・シーズン2 シリーズ「試写会」「特報」「展開B」篇/TOYOTA ReBORN シリーズ「石巻」「ロンドン五輪」篇
太陽企画 高柳(たかやなぎ)政義(まさよし)(28歳)
【応募作品】
サムスン電子・Galaxy S2・SPACE BALOON PROJECT/サントリービジネスエキスパート・ゲータレード/デル・企業
太陽企画 武井(たけい)寿幸(としゆき)(30歳)
【応募作品】
UNITED ARROWS green label relaxing./Intel Ultrabook. ハイパーねぶた/NIKE・FUEL・FES@LONDON BPS
東北新社 松井(まつい)温(おん)(27歳)
【応募作品】
日本郵政・年賀はがき「心を届ける」篇/サントリービジネスエキスパート・角瓶「夏だから」篇/エスビー・フォン・ド・ボー ディナーカレー「カレーへの招待」篇