イケア福岡新宮店で、太陽光発電の試運転を開始

イケア福岡県新宮店の駐車場の日よけの上に置かれた太陽光パネル

家具量販店イケアの日本法人は11月29日、福岡新宮店(福岡県新宮町)で太陽光発電(出力は750kW)。の試運転を始めた。12月中旬には本格稼働する。

今回太陽光発電パネルが設置されたのは駐車場のひさしの上。発電した電力はすべて九州電力に売る。イケアでは、ストア内で使用するエネルギーを「再生可能なエネルギーにより供給すること」を長期目標に掲げており、今後、国内の他店舗でも自然エネルギーによる発電装置を導入していく方針だ。

福岡新宮店は、環境トップランナーとして、太陽光発電のほかにも、地中熱利用、雨水利用、自然採光、氷蓄熱ヒートポンプといった環境配慮の取組みを行っている。夏は外気温よりも低く、冬は外気温よりも高い地中熱を利用することで、省エネに役立てているほか、雨水を貯水タンクに溜め、トイレの洗浄水や非常時の消火用水に利用している。また、スカイハッチという装置を利用して、自然光を採光し、照明の電力消費を抑えている。さらに、夜間電力を用いて作られた氷を冷房などに利用することにより、昼間のピーク電力の負荷の低減に努めている。

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